InfoDirectory使用手引書 |
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第5部 保守編 | > 第14章 トラブル事例 |
【トラブル現象】
同一マシンに複数のDSAを起動するとDSAの起動(odscomms , odsshad)に失敗する場合がある。
【原因】
DISP用の定義がされていません。
本原因の場合、エラーログには以下の内容のような情報が採取されています。
SHAD FAULT REPORT: Fatal error |
DSA作成時に設定したDSAポートとトランスポートセレクタの値が重複している可能性があります。
本原因の場合、エラーログには以下の内容のような情報が採取されています。
COMM FAULT REPORT: Fatal error |
DSA起動中にプロセス(odscomms,odsshad)をタスクマネージャなどでプロセスを強制終了する、または、Windowsマシンのログオフ(自動起動サービスに未登録の状態)したために、"RFC1006 Transport Serveice"(Windowsのサービス)上でDSAポートが使用された状態になっている可能性があります。
本原因の場合、原因その2と同様の情報が採取されています。
【対処方法】
[管理ツール]ウィンドウ → [サーバツール]メニュー → [サーバ管理]ウィンドウ → [データベース] → [ネットワークパラメタ]ダイアログ → [アドレス…]ボタンを実行してください。そして、[スタック]ダイアログを起動させ、プレゼンテーションアドレスのシャドウイング用(DISP)を設定してください。
[管理ツール]ウィンドウ → [サーバツール]メニュー → [サーバ管理]ウィンドウ → [データベース] → [ネットワークパラメタ]ダイアログ → [アドレス…]ボタンを実行してください。そして、[スタック]ダイアログを起動させ、“DAP or DSP”を選択状態にしてください。
そして、ネットワークアドレスを更新して、DSAポートの値を変更してください。
[管理ツール]ウィンドウ → [サーバツール]メニュー → [サーバ管理]ウィンドウ → [データベース] → [ネットワークパラメタ]ダイアログ → [アドレス…]ボタンを実行してください。そして、[スタック]ダイアログを起動させ、“DAP or DSP”または“DISP”を選択状態にしてください。
そして、ネットワークアドレスを更新して、DSAポートの値を変更してください。
【トラブル現象】
SSL環境でDSAの起動に失敗する場合がある。
【原因】
必要な製品がインストールされていません。本原因の場合、エラーログには以下のような情報が採取されています。
SSL FAULT REPORT: Failed to loading SSL library |
※ XXXXXXXXは、SSLライブラリ名
SSLに関連する定義情報に誤りがある可能性があります。
【対処方法】
F3FSSMEE V2のパッケージをインストールしてください。
また、DSA作成ディレクトリ配下の"sslconfig.cfg"ファイルをテキストエディタで開き、以下のように編集してください。
ssl_loadlib=F3FGssl4.dll |
F3FSSMEE V3とSecurecryptoライブラリRのパッケージをインストールしてください。
また、DSA作成ディレクトリ配下の"sslconfig.cfg"ファイルをテキストエディタで開き、以下のように編集してください。
ssl_loadlib=F5EUssl4.dll |
FSUNssllとFJSVsmeeのパッケージをインストールしてください。
また、DSA作成ディレクトリ配下の"sslconfig.cfg"ファイルをテキストエディタで開き、以下のように編集してください。
ssl_loadlib=libssl4.so |
FJSVsmeeとFJSVsclrのパッケージをインストールしてください。
また、DSA作成ディレクトリ配下の"sslconfig.cfg"ファイルをテキストエディタで開き、以下のように編集してください。
ssl_loadlib=libssl4.so |
[管理ツール]ウィンドウ → [サーバツール]メニュー → [サーバ管理]ウィンドウ → [データベース] → [ログファイル]タブ → [エラーログ](「DSAの格納先ディレクトリ/Elogs」配下のodse_fatal)を確認してください。SSL FAULT REPORT と記述された内容があれば、SSL関連でエラーが発生していることを示します。
“fault-text ”のメッセージ内容と“fault-errorcode”(SSLライブラリのエラーコード)を、SSLエラーコードで確認し、定義情報を再度見直してください。「Elogs/odse_fatal」にエラーの情報がないようであれば、[管理ツール]ウィンドウ → [サーバツール]メニュー → [サーバ管理]ウィンドウ → [データベース] → [ログファイル]タブ →ログタイプ [トレースログ] → [プロパティ]ボタンを実行してください。そして、[トレースログ]ダイアログを起動させ、プロセス名“mtldapd”を選択し、mtldapdのトレースレベルを15に変更してください。
現象を再現して、“mtldapd.out.000 ”の内容を技術員まで送付してください。
【トラブル現象】
InfoDirectoryサーバ起動時に、「ダイナミックリンクライブラリ idnt.dllが指定されたパスに見つかりません」というメッセージが表示され、起動できない。
【原因】
“idnt.dll”ファイルがPATH環境変数に設定されるパスにないためと思われます。
【対処方法】
PATH環境変数に、以下のパスを追加してください。
“InfoDirectoryのインストールディレクトリ”\ID\Dir\bin
【トラブル現象】
InfoDirectoryの起動に失敗する場合がある。
【原因】
他社(Netscape Directory Server、Active Directoryなど)のディレクトリサーバがポート番号389を使用しているため、DSAを起動することができない。
DSAポートとLDAPポートが同一のポート番号を設定しているため起動することができない。
本原因の場合、エラーログには以下の内容のような情報が採取されています。
LDAP FAULT REPORT: Fatal error |
【対処方法】
netstatコマンドでポート389が使用されているかどうか確認する。もし、使用しているのであれば、他社のディレクトリサーバのポート番号を変更するか、もしくは、InfoDirectory側のポート番号を変更する。
LDAPポート(SSLあり または SSLなし)もしくはDSAポートを変更する。
【トラブル現象】
InfoDirectoryの起動に失敗する場合がある。
【原因】
同一マシン上に複数のDSAを起動している場合、またはその他の原因で、マシンのIPC資源、セマフォ資源が不足しているためDSAを起動することができない。
本原因の場合、エラーログには以下の内容のような情報が採取されています。 |
【対処方法】
マシンのIPC資源、またはセマフォ資源をチューニングする必要があります。設定の詳細は、“Interstage Application Server チューニングガイド 「InfoDirectoryの環境定義」”を参照してください。
【トラブル現象】
事例1〜5 にあてはまらない場合。
【対処方法】
"保守編 資料採取"にしたがって情報を採取し、技術員に連絡してください。
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