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第3部 SDK編> 第6章 アプリケーション開発環境(JNDI)> 6.3 エラー通知

6.3.1 SSL ExceptionのタイプとSSLエラーコード

 SSLに関するエラーには、ユーザ側で対処可能なエラーと、ユーザ側では対処不可能なエラーがあります。

■ユーザ側で対処可能なエラー

 ユーザ側で対処可能なエラーを以下に示してあります。SSLExceptionのエラータイプとSSLエラーコードは以下のように対応されています。

[表: ユーザ側で対処可能なエラー]

SSLExceptionの
エラータイプ

エラータイプの値(int)

エラー内容

対処

SSLエラーコード

CERT_EXPIRED

1

自側の証明書の期限が切れています。

新しい証明書を入手してください。

00100008

CA_CERT_EXPIRED

2

自側のCA局証明書の期限が切れています。

新しいCA局証明書を入手してください。

00100009

VERIFY_CERT_ERROR

3

自側の証明書の検証に失敗しました。

証明書を確認してください。

0010000C

DEC_PRIKEY_ERROR

4

プライベートキーの復号に失敗しました。

プライベートキーを調査してください。

00100012

SVR_CERT_EXPIRED

5

サーバの証明書の期限が切れています。

サーバ証明書を確認してください。

00100018

VERIFY_SVR_CERT_ERROR

6

サーバの証明書の検証に失敗しました。

サーバ証明書を調査してください。

0010001A

CLNT_CERT_EXPIRED

7

クライアントの証明書の期限が切れています。

クライアント証明書を確認してください。

0010002E

VERIFY_CLNT_CERT_ERROR

8

クライアントの証明書の検証に失敗しました。

クライアント証明書を調査してください。

00100035

NOT_EXIST_SECRETKEY

9

秘密鍵が存在しません。

証明書を確認してください。

0010003B

PARAM_ERROR

10

証明書検証フラグエラー

証明書検証フラグを正しく設定してください。

00100001

暗号化の方法エラー

暗号化の方法を正しく設定してください。

00100002

CRL管理ディレクトリエラー

CRL管理ディレクトリを正しく設定してください。

0010002A

SSLプロトコルバージョンエラー

SSLプロトコルバージョンを正しく設定してください。

0010002C

証明書ニックネームエラー

証明書ニックネームを正しく設定してください。

0010003E

CA局証明書ニックネームエラー

CA局証明書ニックネームを正しく設定してください。

0010003F

スロットディレクトリエラー

スロットディレクトリを正しく設定してください。

0010004B

トークンラベルエラー

トークンラベルを正しく設定してください。

0010004C

トークンパスワードエラー

トークンパスワードを正しく設定してください。

0010004D

証明書運用管理ディレクトリエラー

証明書運用管理ディレクトリを正しく設定してください。

0010004E

MEMORY_ERROR

11

資源不足です。

ほかの動作中のプログラムを終了してください。

00020001

00020002

TIME_OUT

12

タイムアウトが発生しました。

タイマ値を見直してください。

00010001

INVALID_ENVFILE

15

環境ファイルの形式に誤りがあります。

環境ファイルの形式を見直してください。

LINK_ERROR

16

ライブラリのロードに失敗しました。

開発環境の準備を参照し、必要なライブラリが正しいディレクトリに格納されているか確認してください。

RETRY

17

送信中のため受信することができません。

しばらくしてから再度実行してください。

UNKNOWN_HOST

18

ホストのIPアドレスが判定できません。

ホスト名およびIPアドレスが正しいか確認してください。

NOT_SSL_ENVFILE

20

環境ファイルが指定されていません。または、存在しません。

環境ファイルを正しく指定してください。

SSL_VERSION_INVALID

21

SSLバージョンの指定に誤りがあります。

SSLバージョンの値を見直してください。

 

■ユーザ側で対処不可能なエラー

 ユーザ側で対処不可能なエラーを、以下に示してあります。SSL ExceptionのエラータイプとSSLエラーコードは以下のように対応されています。

[表: ユーザ側で対処不可能なエラー]

SSLExceptionの
エラータイプ

エラータイプの値(int)

エラー内容

対処

SSLエラーコード

PARAM_ERROR

10

その他のパラメタエラー

技術員に連絡してください。

00100006,00100007,
0010000A,0010000D,
00100014,00100015,
0010001B〜0010001E,
00100020〜00100023,
0010002F,
00100032〜00100034,
00100036〜0010003A,
0010003C,0010003D

OTHER_ERROR

13

システム管理者に連絡してください。

00100003〜00100005,
0010000F〜00100011,
00100016,00100017,
00100019,0010002B,
0010002D,00100030,
0010003E,0010003F,
00100040〜00100047,
0010004A
00300001〜0030001F
00400001〜0040000C
00500001〜00500018
00150001
00200001
00310001〜00310004
00600001
00700001〜00700003
00800001,00800002
9001XXXX〜900BXXXX (※1)
0010000E,0010001F,
00100029,00100013,
00100031

CONNECT_ERROR

14

接続エラー

00400004

 ※1 XXXXは任意のエラーコード


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