Systemwalker Operation Manager バージョンアップガイド - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 -
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第1章 バージョンアップ時の移行作業【Windows】> 1.4 V1.0L10またはV1.0L20から移行する場合

1.4.2 非互換項目

MpWalker/JM V1.0L10またはV1.0L20から移行する場合の非互換項目について、以下の構成で説明します。

■ジョブスケジューラについての非互換項目

非互換項目

対処方法

1

インストール時のデータベースディレクトリ指定を削除しました。省略値として、インストール先\MPWALKER.JM\mpjobsch\jobdbディレクトリとなります。

データベースディレクトリの変更を行う場合は、インストール後に[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウの[データベース]シートで変更してください。

2

サービス起動パラメタのジョブネット実行多重度を削除しました。これに伴い、ジョブネットの実行遅延状態がなくなりました。

ジョブ実行制御のジョブ実行多重度制限機能を利用してください。

3

サービス起動パラメタのジョブネット起動APIの指定の省略値を、使用しない指定に変更しました。

ジョブネット起動APIを使用する場合、[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウの[利用機能]シートで、[ジョブネット起動APIを使用する]を指定してください。 なお、アップグレードインストールを行った場合は、以前の設定情報が引き継がれます。

4

サービスを再起動しても、メッセージ事象の発生情報はクリアされません。

サービス再起動時にメッセージ事象の発生情報をクリアする場合は、「サーバ起動時に起動」のジョブネットとして、jobschmsgclearコマンドを登録してください。

5

休日カレンダおよび日変わり時刻の設定機能を削除しました。

休日カレンダおよび日変わり時刻の設定は、カレンダ機能を利用して行ってください。

6

サービス起動パラメタのジョブ格納ディレクトリを削除しました。

ジョブ実行制御のジョブフォルダを使用してください。以前のバージョンで登録済みのジョブ格納ディレクトリは、フォルダ名がScheduleJOB というフォルダに移行されます。

7

jobschmsgclearコマンドで-allを指定した場合、アクセス権のあるすべてのプロジェクト内のジョブネットのメッセージ事象の発生情報がクリアされます。

特定のプロジェクト内のジョブネットのメッセージ事象の発生情報だけをクリアしたい場合は、オペランドでプロジェクト名を指定してください。

8

MpWalker/DM V2.0L10以前のバージョンからジョブスケジューラのクライアントを呼び出すことができません。

“MpWalker/DMインストール先ディレクトリ\mppcgui\f1eg_cal.txt ”の記述内容を以下のように変更してください。
(修正前)
ジョブスケジューラ,MpWalker/JMインストール先ディレクトリ\MPJOBSCH\CL\F1CUMUWT.EXE -H%HOST -U%USER -DH%SYSTEM -OPMGR
(修正後)
ジョブスケジューラ,Systemwalker Operation Managerインストール先ディレクトリ\BIN\JMCLIENT.EXE -H%HOST -U%USE

9

jobschcontrol,jobschctlgrpコマンドで“停止解除”を行う場合のオペランドを“liberate”から“continue”に変更しました。

“停止解除”を行う場合は、“continue”を指定してください。 なお、従来の“liberate”でも“停止解除”を行うことができます。


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