Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX共通 -
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第3章 部門管理サーバ・業務サーバの環境構築> 3.10 Systemwalker Centric Managerのインストール> 3.10.2 インストール

3.10.2.2 サイレントインストール

サイレントインストールとは、インストール時に作業者の入力を求めずに必要な情報をあらかじめ作成した“インストール情報ファイ”から読み込んで自動的にインストールする方法です。インストール情報ファイルは、導入支援を使用して作成します。

サイレントインストールを利用することより以下のメリットがあります。

サイレントインストールを行う手順について説明します。

1. インストール情報ファイルの作成


2. サイレントインストールの実行

インストール情報ファイルの作

インストール情報ファイルは、インストール種別やインストール先ディレクトリなどのインストール時に必要な情報を格納したファイルです。

同一環境のコンピュータをグループ化して、インストール情報ファイルを作成し、サイレントインストールを行います。環境が異なったコンピュータには、個別にファイルを作成して、インストールを行ってください。

インストール情報ファイルの作成は、導入支援機能を使用してWindows端末上で以下の手順で行います。

◆設定情報

サイレントインストール情報ファイルに設定される各機能の情報は、以下のとおりです。インストール情報ファイルの作成時に入力を行わなかった場合は設定されません。

上記の設定を行った場合に使用できる機能です。

◆作成方法

  1. Systemwalker Centric Managerのインストール媒体(CD-ROM)をサイレントインストール情報ファイルを作成するWindows端末に挿入します。インストールを行う製品のインストール媒体でインストール情報ファイルを作成します。
  2. 以下のコマンドを実行し、サイレントインストールの環境作成を起動します。
    CD-ROMドライブ:\tool_unx\sscmd\mkinst.exe
  3. [サイレントインストール情報ファイルの作成]画面が表示されます。

    新規に作成するか、既存の情報を変更するかを選択し、インストール情報ファイル名を指定し、[次へ]ボタンをクリックします。

    既存の情報の変更の場合は、次の画面以降、設定された情報が表示されます。

  4. [OS種別の選択]画面が表示されます。

    サイレントインストールを行うOSを選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

  5. [インストール種別の選択]画面が表示されます。

    インストール種別を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

  6. [オプション機能の選択]画面が表示されます。

    インストールする機能を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

  7. [インストール先の指定]画面が表示されます。

    プログラムの配置先、固定定義ファイルの配置先、可変定義ファイルの配置先と、アカウント名、パスワードを指定し、[次へ]ボタンをクリックします。Linuxの場合、インストール先の変更はできません。

  8. [各機能の設定] 画面が表示されます。

    [オプション機能選択]画面で選択された機能により以下の設定画面が表示されます。

    1. [イベント監視の設定]画面

      [オプション機能選択]で“イベント監視”を選択した場合、システム監視の設定を行い、[次へ]ボタンをクリックします。

      • イベントおよびトラップ情報の通知先サーバのホスト名(128文字以内)またはIPアドレスを指定します。
      • 通知先と常時接続するまたは、通知先へは必要な時だけ接続するかを選択します。
      • 自ホスト名の取得方法を選択します。

       

    2. [資源配付サーバの設定]画面

      [オプション機能選択]で“資源配付サーバ”を選択した場合、資源配付サーバの設定を行い、[次へ]ボタンをクリックします。

      • 資源の適用の結果通知先(運用管理サーバ)のIPアドレスを指定します。

       

  9. [設定項目の確認]画面が表示されます。

    インストール情報の確認を行い、[完了]ボタンをクリックします。

■サイレントインストールの実

作成したインストール情報ファイルを使用してサイレントインストールを行います。

以下にインストール情報ファイルを使用してサイレントインストールを行う方法を例として、説明します。

  1. スーパ・ユーザでログインします。
  2. 作成したインストール情報ファイルをインストールするコンピュータにファイル転送します。
  3. インストール媒体をセットします。

    インストール媒体を装置にセットします。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、CD-ROMをマウントします。CD-ROM装置のデバイス名は、環境によって異なる場合がありますので事前に確認してください。

    [HP-UX]
    # /usr/sbin/pfs_mount -t rrip -x unix device /cdrom
    [AIX]
    # /usr/sbin/mount -r -v "cdrfs" device /cdrom
    [Linux]
    # /bin/mount -t iso9660 -r device /mnt/cdrom
    [Solaris]
    /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro device /cdrom

    備考.

    deviceは、デバイス名を指定します。

    /cdromまたは/mnt/cdromがない場合はあらかじめ作成してください。

  4. サイレントインストール用コマンドを実行します。
    # CD-ROMのマウントポイント/tool_unx/sscmd/swsilent.sh -i /work/swinst.ini -y
    swinst.ini: インストール情報ファイル

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