Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX共通 - |
目次 索引 |
第2章 運用管理サーバの環境構築 | > 2.17 利用機能により必要な環境設定 | > 2.17.4 IDカードセキュリティ機能を利用する場合の環境設定 |
IDカードまたはICカードを使用した操作チェックを実施する場合、IDカードセキュリティ機能の定義に必要な情報を以下に示します。
チェックする操作 |
設定する定義 |
|
操作名 |
操作対象名 |
|
リモートコマンド (注1) |
command |
ホスト名を操作対象名として指定する。 “object=*”で指定した場合はすべてのホストが対象となる。 |
監視イベント対処/一括対処 |
action |
|
返答要求メッセージへの返答 (注2) |
reply |
|
[操作]メニューに対する操作 (注1) |
apmenu |
選択する対象により異なる。詳細は“[操作]メニューに対する操作の詳細設定”を参照。 “object=*”で指定した場合はすべてのホストが対象となる。 |
注1)“リモートコマンド”、および“[操作]メニューに対する操作”は詳細に指定することが可能です。
注2)[監視イベント返答]ウィンドウの[返答]ボタンが対象です。[監視イベント返答]ウィンドウの[対処]ボタン、および[保留]ボタンは“action”の定義が有効になります。
投入するコマンド名を指定することができます。
チェックする投入するコマンド |
設定する定義 |
|
操作名 |
操作対象名 |
|
コマンド名 パラメタ |
command コマンド名 パラメタ |
ホスト名を操作対象名として指定する。 “object=*”で指定した場合はすべてのホストが対象となる。 |
全オブジェクトの操作/指定オブジェクトの操作を個別で指定できます。
チェックする操作 |
設定する定義 |
||
分類 |
[操作]メニューの操作 |
操作名 |
操作対象名 |
全オブジェクト |
[操作メニュー登録]画面の全オブジェクトのメニュー項目の名称 例 性能情報の出力
|
apmenu メニュー項目の名称 例 apmenu 性能情報の出力 |
*を操作対象名として指定する。 “object=*”で指定された条件グループで判定される。 |
指定オブジェクト |
[操作メニュー登録] 画面の指定オブジェクトのメニュー項目の名称(注) 例 ping
|
apmenu メニュー項目の名称 例 apmenu ping |
選択したノード/フォルダにより、操作対象名が異なる。 ノード選択に対する操作 :ホスト名 資源フォルダに対する操作:資源名 通常フォルダに対する操作:フォルダ名 |
注) 指定オブジェクトの操作メニューはmpaplregコマンドで登録したメニュー項目も指定可能です。
Systemwalkerの標準の[操作]メニューを指定する場合は、以下の設定となります。
分類 |
[操作]ウィンド/メニューの操作 |
操作名 |
操作対象名 |
全オブジェクト |
性能情報の出力 |
apmenu 性能情報の出力 |
*を操作対象名として指定する。 “object=*”で指定された条件グループで判定される。 |
資源配付の操作 |
apmenu 資源配付の操作 |
||
簡易資源配付の操作 |
apmenu 簡易資源配付の操作 |
||
ヘルプデスク |
apmenu ヘルプデスク |
||
指定オブジェクト |
ping |
apmenu ping |
ホスト名を操作対象名として指定する。 |
arp |
apmenu arp |
||
telnet |
apmenu telnet |
||
ftp |
apmenu ftp |
||
traceroute(サブネット) |
apmenu traceroute(サブネット) |
フォルダ名を操作対象名として指定する。 |
|
traceroute(ノード) |
apmenu traceroute(ノード) |
ホスト名を操作対象名として指定する。 |
|
リモート操作 |
apmenu リモート操作 |
- “command コマンド名”の定義を行う場合のコマンド名の記述方法について
- “操作の登録”でUNIXのコマンドの定義をする場合、‘コマンド名'にはパス名をつけずに定義してください。例えば、リモートコマンドウィンドウのコマンド一覧に“/usr/bin/ls”と定義されているコマンドについては、“command ls”と定義してください。
- “command コマンド名”の定義を行う場合のコマンドのパラメタについて
- “操作の登録”でリモートコマンドウィンドウから発行されるコマンドの定義をする場合、例えば、リモートコマンドウィンドウから発行される“ls -la”については、“command ls”と定義してください。“command ls -al”と定義しても、この定義では“ls -la”のチェックは行われません。
キーワードパラメタごとに違う操作レベルを設定したい場合は、発行先のシステムでコマンドのパラメタを固定にしたコマンドプロシジャ(シェルスクリプト、バッチファイルなど)を作り、それを“操作名”として登録してください。
この場合、作成したコマンドプロシジャのリモートコマンドウィンドウでの登録も必要です。
- “command コマンド名”および“apmenuメニュー名”定義時の空白の扱いについて
- “command コマンド名”の形式の定義を行う場合、‘command'と‘コマンド名'の間、およびコマンドの位置パラメタを定義に含む場合のコマンドおよびパラメタの間は、半角の空白1文字にしてください。
- “apmenu メニュー名”の形式の定義を行う場合、‘apmenu'と‘メニュー名'の間は、半角の空白1文字にしてください。
目次 索引 |