Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX共通 -
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第2章 運用管理サーバの環境構築> 2.13 Systemwalker Centric Managerのインストール> 2.13.2 インストール

2.13.2.2 サイレントインストール

サイレントインストールとは、インストール時に作業者の入力を求めずに必要な情報をあらかじめ作成した“インストール情報ファイ”から読み込んで自動的にインストールする方法です。インストール情報ファイルは、導入支援を使用して作成します。

サイレントインストールを利用することより以下のメリットがあります。

サイレントインストールを行う手順について説明します。

1. インストール情報ファイルの作成


2. サイレントインストールの実行

インストール情報ファイルの作

インストール情報ファイルは、インストール種別やインストール先ディレクトリなどのインストール時に必要な情報を格納したファイルです。

同一環境のコンピュータをグループ化して、インストール情報ファイルを作成し、サイレントインストールを行います。環境が異なったコンピュータには、個別にファイルを作成して、インストールを行ってください。

インストール情報ファイルの作成は、導入支援機能を使用してWindows端末上で以下の手順で行います。

◆作成方法

  1. Systemwalker Centric Managerのインストール媒体(CD-ROM)をサイレントインストール情報ファイルを作成するWindows端末に挿入します。インストールを行う製品のインストール媒体でインストール情報ファイルを作成します。
  2. 以下のコマンドを実行し、サイレントインストールの環境作成を起動します。
    CD-ROMドライブ:\tool_unx\sscmd\mkinst.exe
  3. [サイレントインストール情報ファイルの作成]画面が表示されます。

    新規に作成するか、既存の情報を変更するかを選択し、インストール情報ファイル名を指定し、[次へ]ボタンをクリックします。

    既存の情報の変更の場合は、次の画面以降、設定された情報が表示されます。

  4. [OS種別の選択]画面が表示されます。

    サイレントインストールを行うOSを選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

  5. [インストール種別の選択]画面が表示されます。

    インストール種別を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

  6. [オプション機能の選択]画面が表示されます。

    インストールする機能を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

  7. [インストール先の指定]画面が表示されます。

    プログラムの配置先、固定定義ファイルの配置先、可変定義ファイルの配置先と、アカウント名、パスワードを指定し、[次へ]ボタンをクリックします。Linuxの場合、インストール先の変更はできません。

  8. [設定項目の確認]画面が表示されます。

    インストール情報の確認を行い、[完了]ボタンをクリックします。

■サイレントインストールの実

作成したインストール情報ファイルを使用してサイレントインストールを行います。

以下にインストール情報ファイルを使用してサイレントインストールを行う方法を例として、説明します。

  1. スーパ・ユーザでログインします。
  2. 作成したインストール情報ファイルをインストールするコンピュータにファイル転送します。
  3. インストール媒体をセットします。

    インストール媒体を装置にセットします。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、CD-ROMをマウントします。CD-ROM装置のデバイス名は、環境によって異なる場合がありますので事前に確認してください。

    [Linux]
    # /bin/mount -t iso9660 -r device /mnt/cdrom
    [Solaris]
    /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro device /cdrom

    備考.

    deviceは、デバイス名を指定します。

    /cdromまたは/mnt/cdromがない場合はあらかじめ作成してください。

  4. サイレントインストール用コマンドを実行します。
    # CD-ROMのマウントポイント/tool_unx/sscmd/swsilent.sh -i /work/swinst.ini -y
    swinst.ini: インストール情報ファイル

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