Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX共通 -
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第2章 運用管理サーバの環境構築> 2.8 利用する機能により必要な関連製品のセットアップ

2.8.5 SNMPエージェントのインストール

監視対象ノードにSNMPエージェントをインストールするとしないでは、監視内容に以下の違いがあります。

◆SNMPエージェントをインストールする場合

MIB情報を採取することができます。このため、“ノード検出”時にベンダー名やOS種別を自動判別したり、MIB情報を利用した性能監視を行うことができます。また、SNMPトラップを監視することができます。

◆SNMPエージェントをインストールしない場合

IPアドレスだけの管理となります。“ノード状態の監視”の設定を行うことにより、SNMPエージェントがインストールされていないノードの状態の変化(UP/DOWN)を監視することができます。

SNMPエージェントをインストールする場合の作業を以下に示します。

■SNMPエージェントのインストール方法

◆Solarisの場合

SNMPエージェントをインストールする場合、以下のパッケージをインストールします。

[Solaris 7/8/9の場合]

[Solaris 10の場合]

インストール時に選択したソフトウェアグループが以下のどれかの場合、OSと共にインストールされるため、別途、インストールする必要はありません。

使用するコマンドについて

◆Linuxの場合

SNMPエージェントをインストールする場合、以下のrpmパッケージをインストールします。

使用するコマンドについて

[設定ファイル]

/etc/snmp/snmpd.conf

以下にSNMPエージェントの設定ファイルの編集例を記述します。

詳細はmanコマンドを参照してください。

[変更前]

# sec.name source community
com2sec notConfigUser default public

# groupName securityModel securityName
group notConfigGroup v1 notConfigUser
group notConfigGroup v2c notConfigUser

# Make at least snmpwalk -v 1 localhost -c public system fast again.
# name incl/excl subtree mask(optional)
view systemview included .1.3.6.1.2.1.1
view systemview included .1.3.6.1.2.1.25.1.1

# group context sec.model sec.level prefix read write notif

access notConfigGroup "" any noauth exact systemview none none

[変更後]

# sec.name source community
com2sec systemwalker default public

# groupName securityModel securityName
group RWGroup v1 systemwalker
group RWGroup v2c systemwalker
group RWGroup usm systemwalker

# Make at least snmpwalk -v 1 localhost -c public system fast again.
# name incl/excl subtree mask(optional)
view all included .1 80

# group context sec.model sec.level prefix read write notif
access RWGroup "" any noauth exact all none none

設定ファイルを編集後はSNMPエージェントを再起動します。

# /etc/init.d/snmpd stop
# /etc/init.d/snmpd start

コミュニティ名の変更

コミュニティ名を変更する場合、以下のとおり編集します。

ここでは、SNMPエージェントに設定されているコミュニティ名を、“FUJITSU”と仮定して説明します。

[設定ファイル]

/etc/snmp/snmpd.conf

[変更前]

com2sec systemwalker default public

[変更後]

com2sec systemwalker default FUJITSU

アクセス許可するホストの設定

SNMPパケットの受け付けを許可するホストの IPアドレスを「*.*.*.*」と仮定して説明します。

[設定ファイル]

/etc/snmp/snmpd.conf

[変更前]

com2sec systemwalker default public

[変更後]

com2sec systemwalker *.*.*.* public

設定ファイルを編集後はSNMPエージェントを再起動します。

# /etc/init.d/snmpd stop
# /etc/init.d/snmpd start

■その他

Systemwalker Centric Managerをインストール後にSNMPエージェントをインストールした場合


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