Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX共通 - |
目次 索引 |
第2章 運用管理サーバの環境構築 | > 2.5 利用する機能により必要なディスク容量の見積もり |
イベント監視では、運用管理サーバに以下のファイルが必要です。
メッセージを格納するファイルです。
リモートコマンドウィンドウから投入されるコマンドとその応答を格納するファイルです。
システム監視エージェント停止時、サービス内部に滞留しているメッセージを保存するファイルです。サービス起動時に参照されます。
イベント監視の条件定義より実行するアクションの実行履歴を格納するファイルです。
それぞれのファイルの内容は、イベント監視のコマンドおよびイベント監視のAPIで参照することができます。イベント監視のコマンドについては、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を、イベント監視のAPIの詳細については、“Systemwalker Centric Manager APIガイド”を参照してください。
それぞれのファイルの見積もり方法を説明します。
8[MB] |
【T】=【C】×【G】×【S】×【D】 |
【T】:保存するコマンドと応答の総数。
【C】:1システムあたり1日に発行するコマンドの平均個数(予測値)。
運用に応じて概算値を設定します。
【G】:1コマンドあたりの応答の平均行数(予測値)。
【S】:監視するシステム数。
【D】:コマンドとその応答を保存しておく日数。
【L】×【N】=【T】 |
【L】:コマンドログファイル数。(1〜19の範囲)
【N】:1ログファイルあたりのコマンドとその応答の格納数。
(255〜16,383の範囲)
ディスク使用量[バイト] = |
コマンド長および応答長の平均の目安は、50バイトと考えてください。
[Linux for Itanium版の場合]
UTF-8環境の場合、コマンド長および応答長の平均の目安は、75バイトと考えてください。
たとえば、1システム1日あたり平均10個のコマンドを投入し、応答の平均行数が20行で、10システムの1か月分のコマンドとその応答を保存したい場合は、以下のような見積もりになります。
(コマンド長および応答長の平均を50で計算した場合)
【T】= 10 × 20 × 10 × 30 = 60,000 |
ディスク使用量 = |
[通信環境定義]ダイアログボックスを表示し、以下の値を設定します。
ディスク使用量 [MB] = |
ディスク使用量[KB]=保存するアクション数×3 |
保存するアクション数とは、アクション実行履歴ログに格納するアクションの数です。保存するアクション数は、[アクション環境設定]画面の[ログ]シートにより変更可能です。
目次 索引 |