Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX共通 -
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1.7 Solaris 10での運用の注意事項
Solaris 10での運用の注意について説明します。
■環境
- Non-global Zoneが存在する環境では、運用管理サーバ、部門管理サーバ、ヘルプデスクサーバは構築できません。
- Zone機能について
[運用管理サーバ、部門管理サーバ、ヘルプデスクサーバの場合]
Solaris 10でNon-global Zoneが存在する環境には、運用管理サーバ、部門管理サーバ、ヘルプデスクサーバをインストールできません。Global Zoneだけが存在する環境にしてください。
[業務サーバの場合]
Solaris 10のNon-global Zoneへ業務サーバをインストールする場合、以下の注意があります。
- 論理ネットワークインタフェースがGlobal Zoneから1つ以上割り当てられている必要があります。
- 以下に示すディレクトリは、Zoneの機能である「ディレクトリの継承」は利用することができません。
- /opt 以下すべて
- /etc 以下すべて
- /var 以下すべて
- /usr 以下すべて
- /lib 以下すべて
- Systemwalker Centric Managerのインストール先ディレクトリ、および以下のディレクトリを他のZoneと共用して使用することはできません。
■ネットワーク性能監視
- Non-global Zoneで動作するノードは、ネットワーク性能監視機能のトラフィック情報となるMIBの値が0となります。ネットワーク性能監視機能の監視対象とした場合、性能監視マップ、ノード詳細表示(トラフィック) 、ヒストリ表示(トラフィック)、および性能情報出力で表示される値は0となります。
- Non-global Zoneで動作するノードのサーバ性能は監視できません。
■サーバ性能監視
- Non-global Zoneで動作するノードでは、サーバ性能の監視はできません。
■アプリケーション監視
■インベントリ管理
- Solaris 10のZone機能を使用して作成したNon-global Zoneに業務サーバをインストールした場合、下記に示す項目についてはインベントリ収集を実行しても採取されず、インベントリ情報の表示を行っても表示されません。
- CPU詳細
- CPU数
- CPUクロック数
- メモリサイズ
■セキュリティ監視
- 監視対象とするWWWサーバの設定ファイルは自動検出されますが、監視対象サーバのOSがSolaris 10の場合、自動検出を行えない場合があります。設定ファイルを自動検出できない場合、インターネットサーバ管理の環境設定ファイルで、監視対象とするWWWサーバの設定ファイル名(CONFFILE)を設定する必要があります。手順の詳細については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“セキュリティ監視の設定(UNIX)”を参照してください。
■コマンド/APIの実行
- Solaris 10では、特定の操作を行えないように設定できるため、そのような設定をした場合、root権限をもつユーザであってもコマンド/APIを実行することができません。Systemwalker Centric Managerの操作は、抑止の設定をしないでください。
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