Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX共通 - |
目次 索引 |
第1章 導入設計 |
Systemwalker Centric Managerの動作環境を設定するには、以下の方法があります。
ポリシーとは、企業の経営戦略に沿って情報システム全体を、効率よく維持・管理するための運用方針のことです。Systemwalker Centric Managerでは、管理者が策定したポリシーにしたがって、サーバやクライアントの各種設定を運用管理サーバ上で一元管理することができます。また、これらのポリシーを運用管理サーバから部門管理サーバ、業務サーバ、およびクライアントに配付・適用することにより動作環境を構築していくことができます。この設定方法を、ポリシー設定と呼びます。
各サーバやクライアントごとにローカルな設定を行わず、運用管理サーバからすべてのサーバやクライアントに対して一括して動作環境を設定することができるため、管理者の導入作業負荷を軽減するとともに、管理者が想定する統一された設定での運用を実現できます。
Systemwalker Centric Managerの動作設定項目のうちいくつかの項目は、各サーバやクライアント上でローカルに設定する必要があります。この設定方法を、ポリシー設定に対してローカル設定と呼びます。
Systemwalker Centric Managerの動作環境の設定項目の概要を以下に示します。
機能 |
設定項目 |
ポリシー設定 |
ローカル設定 |
インベントリ管理 |
サーバ環境設定 |
○ |
○ |
クライアント環境設定 |
○ |
○ |
|
運用管理クライアント |
− |
○ |
|
資源配付 |
サーバ環境設定 |
○ |
○ |
クライアント環境設定 |
○ |
○ |
|
あて先システムの定義 |
− |
○ |
|
運用管理クライアントの動作環境ファイルの設定 |
− |
○ |
|
イベント監視 |
サーバ環境定義(イベント監視の動作環境−全体) |
○ |
○ |
通信環境定義(イベント監視の動作環境) |
○(注2) |
○ |
|
サーバ間連携定義 |
− |
○ |
|
イベント監視の条件定義 |
○ |
○ |
|
ノード監視 |
部門共通の動作環境 |
○ |
− |
性能監視 |
全体設定(動作環境、基準値) |
○ |
− |
アプリケーション 管理 |
自動検出の設定 |
○ |
− |
インターネット サーバ管理 |
動作環境設定(WWW) |
○ |
− |
ヘルプデスク |
ヘルプデスクサーバ設定 |
− |
○ |
リモート操作 |
コネクションマネージャの定義 |
− |
○ |
リカバリフロー |
処理結果の保存日数 |
− |
○ |
リモート電源制御 |
サーバ電源制御の設定 |
− |
○ |
インテリジェントサービス |
サンプルスクリプトに対するカスタマイズデータ |
○ |
− |
運用管理サーバをクラスタ運用している場合
運用管理サーバをクラスタシステムで運用している場合、待機系ノードにポリシーを設定する必要はありません。ポリシーの配付先を待機系ノードにした場合は、運用系ノードにポリシーが配付されます。ポリシーの再設定が必要な場合は、もう一度、運用系ノードへポリシーを設定し、ポリシーの配付を行ってください。
目次 索引 |