Systemwalker Centric Manager Interstage, Symfoware, ObjectDirectorとの共存ガイド - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第3章 Interstageの機能を他製品と共存して使用する

同一マシン上にInterstageのCORBAサービス(本書では“ObjectDirector”と記述して説明しています)を使用する他製品と、Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバまたは運用管理クライアントを共存してインストールした場合の環境作成について説明します。

Systemwalker Centric Managerと他製品が共存する場合、Interstageのネーミングサービスは他製品を含めシステム上に一つ配置するように環境作成する必要があります。したがって、他製品と共存する場合は、運用時に使用するネーミングサービスがどのマシンに配置されているかが環境作成で重要になります。

以下に、共存パターンごとでのネーミングサービスの使用状態を説明します。説明に出てくるInterstageの用語の意味は以下のとおりです。

■他製品が既に動作中のマシンにSystemwalker Centric Managerをインストールする場

他製品が既に動作中のマシンに、Systemwalker Centric Managerをインストールする場合、インストール種別により使用するネーミングサービスが異なります。他製品の構築状況とインストール種別による、運用管理サーバと運用管理クライアント環境が使用するネーミングサービスを下表に示します。他のインストール種別の場合は、無関係です。

◆運用管理サーバ

他製品の構築状況

運用管理サーバが使用するネーミングサービス

他製品がローカルマシンにネーミングサービスを構築している場合

●運用管理サーバ環境では、他製品が構築したネーミングサービスを使用します。(“環境作成手順”参照)
●運用管理クライアント環境では、運用管理サーバをインストールしたマシン上の他製品が構築したネーミングサービスを使用します。

他製品がリモートマシンのネーミングサービスを使用するように構築している場合

●運用管理サーバ環境では、リモートマシン上に他製品が構築したネーミングサービスを使用します。(“環境作成手順”参照)
●運用管理クライアント環境では、リモートマシン上に他製品が構築したネーミングサービスを使用します。

◆運用管理クライアント

他製品の構築状況

運用管理クライアントが使用するネーミングサービス

他製品がローカルマシンにネーミングサービスを構築している場合

●運用管理サーバ環境では、運用管理クライアントをインストールしたマシン上に他製品が構築したネーミングサービスを使用します。(“環境作成手順”参照)
●運用管理クライアント環境では他製品が構築したネーミングサービスを使用します。

他製品がリモートマシンのネーミングサービスを使用するように構築している場合

●運用管理サーバ環境では、リモートマシン上に他製品が構築したネーミングサービスを使用します。(“環境作成手順”参照)
●運用管理クライアント環境ではリモートマシン上に他製品が構築したネーミングサービスを使用します。

■Systemwalker Centric Managerが既に動作しているマシンに他製品をインストールする場

他製品サーバおよび他製品クライアント環境が使用するネーミングサービスを下表に示します。

◆他製品がサーバ(ローカルマシン)の場合

Systemwalker Centric Manager
のインストール種別

サーバ(ローカルマシン)が使用するネーミングサービス

運用管理サーバ

●他製品サーバ環境では、Systemwalker Centric Managerが構築したネーミングサービスを使用します。
●他製品クライアント環境では、Systemwalker Centric Managerが構築したリモートマシン上のネーミングサービスを使用します。

運用管理クライアント

●他製品サーバ環境では、Systemwalker Centric Managerが構築したリモートマシン上のネーミングサービスを使用します。
または、運用管理サーバの環境を再構築し他製品がローカルマシン上に構築するネーミングサービスを使用します。
●他製品クライアント環境では、Systemwalker Centric Managerが構築したリモートマシン上のネーミングサービスを使用します。
または、他製品が構築するリモートマシン上のネーミングサービスを使用します。

◆他製品がサーバ(リモートマシン)の場合

Systemwalker Centric Manager
のインストール種別

サーバ(リモートマシン)が使用するネーミングサービス

運用管理サーバ

運用管理クライアント

●他製品サーバ環境ではリモートマシン上にネーミングサービスを配置せず、Systemwalker Centric Managerが構築したマシン上のネーミングサービスを使用します。
または、運用管理サーバの環境を再構築し、他製品が配置するリモートマシン上のネーミングサービスを使用します。
●他製品クライアント環境では、Systemwalker Centric Managerが構築したマシン上のネーミングサービスを使用します。
または、他製品が配置するリモートマシン上のネーミングサービスを使用します。

◆他製品がクライアントの場合

Systemwalker Centric Manager
のインストール種別

クライアントが使用するネーミングサービス

運用管理サーバ

運用管理クライアント

●他製品サーバ環境ではSystemwalker Centric Managerが構築したマシン上のネーミングサービスを使用します。
または、運用管理サーバの環境を再構築し、他製品が配置するリモートマシン上のネーミングサービスを使用します。
●他製品クライアント環境では、Systemwalker Centric Managerが構築したマシン上のネーミングサービスを使用します。
または、他製品が配置するリモートマシン上のネーミングサービスを使用します。


下へ3.1 運用管理サーバと他製品サーバの場合
下へ3.2 運用管理クライアントと他製品サーバの場合
下へ3.3 運用管理サーバと他製品クライアントの場合
下へ3.4 運用管理クライアントと他製品クライアントの場合
下へ3.5 Systemwalker Centric Managerの環境構築済みの環境にInterstageをインストールする場合
下へ3.6 クラスタシステムでInterstageとの共存時の注意事項

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