Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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第3章 監視する | > 3.4 ネットワーク/システムの稼働状況を監視する | > 3.4.2 ノードの稼働状況を監視する |
ノード状態の監視の設定は、ルータやファイルサーバなどの重要なノードの状態を、ICMPにより集中的に監視する場合に設定します。ノード状態の監視を設定したノードは、ノードの状態を監視し、状態に変化があった場合にトラップとして通知されます。ノードの状態変化とは、停止状態への遷移または起動状態への遷移のことです。ノード状態の監視の設定では、以下の項目を設定します。
設定する項目 |
意 味 |
対象 |
ノード状態の監視の対象を設定します。 |
条件 |
トラップ通知を行うノードの状態変化の条件を設定します。 |
ポーリング |
ポーリング間隔、ポーリング処理を行う時間帯、ポーリングのタイムアウト時間を設定します。 1〜999分の間隔で指定します(初期値: 60分) |
ポーリング間隔
ポーリング間隔とは、監視処理が終了してから次に監視処理を行うまでの時間の間隔であり、監視開始時刻の間隔ではありません。
ダイアログボックスの詳細は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。
Systemwalkerコンソールの[ポリシー]メニューより、[ポリシーの定義]-[ノード]-[状況一覧]を選択するとネットワーク管理機能のポリシー設定状況を確認できます。状況一覧からポリシーの変更/削除を行った場合にはポリシーの配付を行ってください。
ポリシーの配付状況の確認は、Systemwalkerコンソールの[ポリシー]メニューより、[ポリシーの配付状況]を選択して行えます。
ノード状態の監視のポリシーは、以下の単位で設定できます。
設定したポリシーは、以下のように扱われます。
[ポーリング間隔指定]を選択してポリシーを設定した場合、最初にポリシー設定を適用した時点、または、動作時間帯の開始時刻に必ず最初のポーリングが行われます。それ以降のポーリングは、監視処理が終了してから[ポーリング間隔指定]にて指定された時間が経過するごとに行われます。また、動作時間帯の終了時刻以前に処理を開始すると、終了時刻を過ぎても、処理が終了するまで実行されます。
[ポーリング間隔]の設定を変更した場合、監視スケジュールが変更されます。
[ポーリング間隔]以外の設定を変更した場合は、監視スケジュールは変更されません。
→0:30ではなく、0:21に監視が行われます。
→0:50ではなく、0:30に監視が行われます。
ノードの状態変化は、トラップ通知されます。インストール直後は、前回のノードの状態(監視デーモンを停止した直前の「ノード状態の監視ポリシー」によって取得した監視結果)が不明のため、最初のポーリングではトラップ通知されません。2回目以降のポーリングで、トラップ通知されます。トラップの通知を受けると、以下のメッセージが監視イベント一覧に出力されます。
トラップ通知 |
メッセージ |
ノードが停止状態に遷移した場合 |
“ノードとの通信が不可となりました.” |
ノードが起動状態に遷移した場合 |
“ノードとの通信が可能となりました.” |
Systemwalkerコンソールで、表示されていないノードから送信されたトラップは、監視イベント一覧に表示されません。
部門管理サーバを再起動(IPL)したのと同じ状態になるため注意してください。例を以下に示します。
ノード状態の監視では、ノードの状態を確認するために、監視対象ノードの代表インタフェースに対してICMP(ping)による監視を行います。そのため、ネットワークが高負荷状態であり、代表インタフェースに対してping通信不可であった場合、ノードが動作中にもかかわらず、停止中と判断し「ノードとの通信が不可となりました」のSNMPトラップが通知される場合があります。
ノード状態の表示が正しく監視できていない場合、構成情報配付コマンドを実行することで回避できる場合があります。
運用管理サーバと部門管理サーバ間のポートのフィルタリング設定を変更した場合はポートの変更を行ったサーバの再起動を行ってください。
監視ポーリング間隔内にノード状態の変化が発生してもイベントは通知されません。監視ポーリングの次回の監視時点でのノードの状態を監視します。
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