Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
目次 索引 前ページ次ページ

第3章 監視する> 3.3 ネットワーク構成を管理する> 3.3.2 ノードを管理するための設定を行う

3.3.2.1 ノード一覧ツリーを編集する

ノード一覧ツリとは、Systemwalkerコンソールで監視するすべてのノードを管理するためのツリーです。運用管理サーバが所属する部門フォルダ(自部門)およびサブネットフォルダは、インストール時に自動的に作成されます。運用管理サーバが所属するサブネット以外のサブネットに所属するノードを追加するためには、ノード一覧ツリーにサブネットフォルダを新しく作成し、ノードを所属させる必要があります。また、部門管理サーバを設置して監視する場合には、部門フォルダを追加し、部門管理サーバが管理するサブネットを所属させる必要があります。

このノード一覧ツリーのノード情報を元に、ノード管理ツリーや業務管理ツリーを作成し、特定のノードを業務を監視します。

ノード一覧ツリーは、以下のような構成です。

□ノード一覧ツリー
 |
 +--□部門
 |  |
 |  +---□サブネット----(ノード)
 |
 +--□新ノード
 |
 +--□クラスタ

新ノードフォルは、新しく検出されたノードのうち、所属先のサブネットが不明なノードが、一時的に所属するフォルダです。新ノードフォルダに所属するノードを所定のサブネットに移動するには、ノードを所属させるサブネットフォルダを作成し、[ファイル]メニューから[新ノードの振り分け]を選択してください。

  1. Systemwalkerコンソール[編集]で[ファイル]メニューから [新ノードの振り分け]を起動します。

    →新ノード振り分けが実行されます。

ここでは、ノード一覧ツリーを編集する手順を説明します。


フォルダの並べ替え

  1. Systemwalkerコンソール[編集]で、[オブジェクト]メニューから[移動]-[フォルダの並べ替え]を選択します。

    →[フォルダの並べ替え]ダイアログボックスが表示されます。
    フォルダの表示順を変更できます。

部門フォルダを作する

部門管理サーバを設置して監視を行うためには、部門フォルをノード一覧ツリーに追加します。

作成ダイアログボックスの表示方法

  1. Systemwalkerコンソール[編集]で、[ツリー選択]コンボボックスから[ノード一覧]を選択します。
  2. ノード一覧ツリーの頂点を選択した後、[オブジェクト]メニューから[フォルダの作成]を選択します。

    →[フォルダ作]ダイアログボックスが表示されます。

  3. 基本情報、サブドメイン、アイコンの各ページで、部門情報を登録します。

ダイアログボックスの詳細は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。


部門管理サーバのインストール

部門フォルダを作成する際に、実際には部門管理サーバでないノードを、部門を管理するノードとして登録することができます。環境構築中は問題ありませんが、このままの状態で運用に入り、ポリシー配付等の操作を行うと、部門管理サーバでないノードに対して部門管理サーバとしてアクセスするためエラーとなります。

運用を開始する前に、部門フォルダに管理サーバとして登録したノードには、必ず部門管理サーバをインストールしてください。

サブネットフォルダを作する

新しくサブネットを追加し、監視の対象にするときには、サブネットフォルをノード一覧ツリーに追加します。同じ名前のサブネットフォルダがツリー上に存在する場合には、サブネットフォルダを作成できません。

作成ダイアログボックスの表示方法

  1. Systemwalkerコンソール[編集]で、[ツリー選択]コンボボックスから[ノード一覧]を選択します。
  2. ノード一覧ツリーの中から、サブネットフォルダを追加する対象の部門フォルダを選択した後、[オブジェクト]メニューから[フォルダの作成]を選択します。

    →[フォルダ作]ダイアログボックスが表示されます。

  3. 基本情報、ネットワーク、詳細情報、アイコンの各ページで、サブネット情報を登録します。

ダイアログボックスの詳細は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。


DHCP運用の場合

  1. Systemwalkerコンソール[編集]で、フォルダを選択後、[オブジェクト]メニューから[プロパティ]を選択します。

    →[フォルダプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [ネットワーク]タブを選択し、[DHCP]ボタンをクリックします。

    →[DHCP設]ダイアログボックスが表示されます。

  3. ダイアログボックスの一覧で選択したサブネットのDHCPの範囲を設定することができます。DHCPで割り当てるアドレス範囲、およびDHCPでの割り当てから除外するアドレス範囲を設定できます。
  4. [DHCPの設定を行う]チェックボックスをチェックし、[追加]ボタンをクリックします。

    →[DHCP除外アドレスの設定]ダイアログボックスが表示されます。

  5. DHCPでのアドレス割り当ての対象外とするアドレスを設定します。
DHCPの範囲設定を行うことでDHCPクライアントに対し、ノード状態の監視、ノード状態の表示およびMIB監視が行えるようになります。詳細は、“DHCP環境でノードの変更を監視する”を参照してください。

ノードを登する

作成したサブネットに、ノーを手動で登録する手順について説明します。

作成ダイアログボックスの表示方法

  1. Systemwalkerコンソール[編集]で、[ツリー選択]コンボボックスから[ノード一覧]を選択します。
  2. ノード一覧ツリーでノードを登録するサブネットを選択した後、[オブジェクト]メニューの[ノードの作成]を選択します。

    →[ノード作成]ダイアログボックスが表示されます。

  3. 基本情報、ネットワーク、インタフェース、電源制御、OS、アイコン、詳細情報の各ページで、ノード情報を登録します。

ダイアログボックスの詳細は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。

Systemwalkerのインストール状態は、登録したノードでメッセージを発生させるか、登録したノードで“opaconstat -a”コマンドを実行したときに、更新されます。

opaconstatコマンドの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

■ノードを自動登録す

ノードを自動的に検出して登録するためには以下の方法があります。

Systemwalkerコンソール[編集]上で自動的に検出して登録する方法

  1. サブネットフォルダを選択します。
  2. [検出]メニューから[ノードの検出]を選択します。
  3. ノードを検出するための設定を行い、[OK]をクリックします。

Systemwalkerコンソール[監視]上で自動的に検出して登録する方法

  1. Systemwalkerコンソール[監視]で、サブネットフォルダを選択します。
  2. [操作][指定オブジェクト]メニューから[ノードの検出(フォルダ)]を選択します。
  3. ノードを検出するための設定を行い、[OK]をクリックします。

または、

  1. [操作]メニューから[ノードの検出]を選択します。
  2. ノードを検出するための設定を行い、[OK]をクリックします。

詳細は、“ノードを検出するための設定を行う”を参照してください。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 1995-2005