Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第3章 監視する> 3.1 イベント監視の設定をする

3.1.9 メッセージに返答する

ユーザが作成したプログラムからの返答要求メッセージをSystemwalkerコンソールに表示して、返答を要求します。返答要求に対して返答し、ユーザが作成したプログラムは返答内容を受け取り、処理が続行されます。

■返答要求プログラムを作成する

ユーザが作成したプログラム上で、Systemwalkerコンソールに返答を要求したい個所にて返答要求APIを呼び出します。

返答結果は半角英数字で124文字以内になるようにプログラムを作成してください。日本語を使用する場合は、日本語61文字以内になるようにプログラムを作成してください。

返答要求API(ORMRequest)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager APIガイド”を参照してください。

■返答要求に対して返答する

被監視システムで発生した返答要求メッセージは、Systemwalkerコンソールの監視イベント一覧に通知されます。

Systemwalkerコンソールに通知されたメッセージの内容を確認後、メッセージ内容に対して返答することができます。

  1. Systemwalkerコンソールの監視イベント一覧で返答要求メッセージを選択します。
  2. [イベント]メニューの[監視イベントの対処]を選択します。
    または、右クリックメニューの[監視イベントの対処]を選択します。
    または、メッセージをダブルクリックします。

    →[監視イベント返]ダイアログボックスが表示されます。

  3. [返答]に返答文字列を入力し、[返答]ボタンをクリックします。返答文字列を登録している場合は、返答文字列を選択します。

    →監視イベント一覧で、メッセージの状態欄が返答済になります。

    →ユーザが作成したプログラムに返答文字列が送信され、プログラムが復帰します。

    →監視イベント一覧で、メッセージの状態欄が対処済になります。

    返答文字列の登録については、“返答文字列を登録する”を参照してください。

    返答要求元のサーバと文字コードが違う場合、返答文字列は返答要求元のサーバの文字コードに変換が行われます。文字コード変換の結果、返答文字列長が320バイトを超える場合、以下のエラーメッセージがシステムログとして出力され、要求元プログラムには復帰しません。

    [UTF-8環境の場合]

    FJSVsorm:ERROR: 2009: Wrong response message is set up.

    [UTF-8環境以外の場合]

    FJSVsorm:ERROR: 2009: 応答メッセージが正しく指定されていません。

    メッセージの詳細については、“Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書”の“FJSVsormで始まるメッセージ”を参照してください。

    返答操作を実施し、何らかのエラーのため要求元プログラムに復帰しない場合、メッセージの状態は、“返答済”のままになります。この場合、返答要求元のサーバにおいて、ORMInitDisplay(コンソール表示初期化コマンド)を実行してください。返答要求中のメッセージが“返答待”で再度表示されます。

    ORMInitDisplay(コンソール表示初期化コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

■返答要求に対して自動返答する

返答要求メッセージに対して、自動的に返答をします。返答内容があらかじめ決まっている場合は、返答要求メッセージに対して、作成したスクリプトを事前に登録することで、自動的に返答することができます。

  1. 返答要求メッセージに対して自動返答をするスクリプトを作成します。
  2. イベント監視の条件定義に、以下の設定をします。

    →指定されたメッセージが発行されると、スクリプトが起動されます。

    →スクリプトの起動により、返答内容が戻されます。

自動返答は、メッセージ発生元サーバで行います。そのため、スクリプトおよびイベント監視の条件定義は、ポリシー等で、各サーバに配付してください。

イベント監視の条件定義については、“イベント監視の条件を定義する”を参照してください。スクリプト(自動返答)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager スクリプトガイド”を参照してください。

■コマンドで操作をする

返答要求に対して、コマンドで以下の操作を行うことができます。

各コマンドの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

返答文字列を登録す

返答要求メッセージに対する返答文字列をあらかじめ登録しておくことができます。返答文字列の登録方法を以下に示します。

  1. Systemwalkerコンソールの[イベント]メニューから[返答定義]を選択します。
    →[返答定義]ウィンドウが表示されます。

  2. 返答文字列の設定/変更を行います。返答文字列の設定/変更には以下の方法があります。

    操作方法の詳細は、“返答文字列の設定/変更”を参照してください。

  3. 返答文字列の設定/変更完了後、[OK]ボタンをクリックします。

返答文字列の設定/変

以下の方法について説明します。

返答文字列の追加

  1. [返答定義]ウィンドウの[追加]ボタンをクリックします。
    →[追加]ウィンドウが表示されます。

  2. 返答定義欄に返答文字列を設定後、[OK]ボタンをクリックします。

    [Linux for Itanium版の場合]

返答文字列の更新

  1. [返答定義]ウィンドウの[返答定義一覧]から更新する返答文字列を選択し、[更新]ボタンをクリックします。
    →[更新]ウィンドウが表示されます。

  2. 返答定義欄に返答文字列を変更後、[OK]ボタンをクリックします。

    [Linux for Itanium版の場合]

返答文字列の削除

  1. [返答定義]ウィンドウの[返答定義一覧]から削除する返答文字列を選択(複数選択可)し、[削除]ボタンをクリックします。

返答文字列の上移動/下移動

  1. [返答定義]ウィンドウの[返答定義一覧]から移動する返答文字列を選択(複数選択可)し、[上移動]または、[下移動]ボタンをクリックします。

返答文字列の読み込み/CSV形式で保存

設定した返答定義を他のユーザに複写する場合に使用します。

[Linux for Itanium版の場合]


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