PowerFX V1.0 運用説明書 - Microsoft(R) Windows(R) -

5.6 イベントログ

COBOLシステムサブルーチン実行時にエラーが発生した場合、COBOLシステムサブルーチンの復帰コードおよび詳細復帰コード領域にエラー内容が通知されます。

復帰コードおよび詳細復帰コード領域に通知されるエラーのうち、システムエラーに該当するエラーは、イベントログに出力されます。復帰コードおよび詳細復帰コード領域の内容を参照してもエラーが解決しない場合は、当社技術員にイベントログの内容を通知してください。

イベントログの出力内容を以下に示します。

• ソース(ラベル)
  FSP_POWERFX_COBSUB

   

• 種類
  "エラー"と出力されます。

   

• 分類
  "なし"と出力されます。

   

• イベント
  "表5.18 イベント"のとおり出力されます。

  [表5.18 イベント]

  サブルーチン	機能	イベント
  PFXSBICV(標準コード変換サブルーチン)	PFXSBICVIT：初期化	00101
  	PFXSBICVED：終了	00102
  	PFXSBICVOP：オープン	00103
  	PFXSBICVCL：クローズ	00104
  	PFXSBICV ：標準コード変換	00105
  XTSOBHDL(バイトアクセスサブルーチン)	OPEN ：オープン	00201
  	CLOSE：クローズ	00202
  	READ ：読出し	00203
  	WRITE：書込み	00204
  	FLUSH：ディスク書込み	00205
  XSBTWAIT(時間待合せサブルーチン)		00301

   

• 説明
  以下のとおり出力されます。

  AAAAAA Error Code: XXX
  ＸＸＸＸＸＸＸＸＸＸＸＸ
  DETAIL: YYYYYYY,ZZZZ

  • AAAAAA
    エラーを検出したAPIの名前を示します。
    Win32API関数の場合：Win32API
    標準コード変換関数の場合：Iconv
  • XXX
    エラーコードの10進数を示します。
  • ＸＸＸＸＸ
    エラーコードに対応したメッセージ文を示します。
    対応したメッセージがない場合は、'-'が出力されます。
  • YYYYYYY
    エラーとなったWin32API関数名を示します。
  • ZZZZ
    COBOLシステムサブルーチンの内部処理の行番号を示します。

     

• データ出力
  メモリダンプ情報をデータ出力する場合があります。

   

COBOLシステムサブルーチンのデータ出力の内容を"表5.19 データ出力"に示します。

[表5.19 データ出力]

サブルーチン	機能	出力内容
PFXSBICV(標準コード変換サブルーチン)	PFXSBICVIT：初期化	出力しない。
	PFXSBICVED：終了
	PFXSBICVOP：オープン
	PFXSBICVCL：クローズ
	PFXSBICV：標準コード変換
XTSOBHDL(バイトアクセスサブルーチン)	OPEN ：オープン	以下の領域の内容を出力します。 ・一意名1(機能詳細パラメーター領域) ・一意名2(パス名指定領域)
	CLOSE：クローズ
	READ ：読出し
	WRITE：書込み
	FLUSH：ディスク書込み
XSBTWAIT(時間待合せサブルーチン)		出力しない。