PowerFX V1.0 移行説明書 - Microsoft(R) Windows(R) -
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付録A COBOL GとNetCOBOLの相違点と修正方法

A.6 コード系

コード系でのCOBOL GとNetCOBOLの相違点と対処方法は、以下のとおりです。

■No.23 英字、数字、カナコードの大小関係

相違点および留意事項

EBCDICコード系とASCII/EUC(またはJIS8)では、英字、数字、カナコードの大小関係が逆転しています。このため、英字、数字、カナコードの大小関係を意識しているCOBOLプログラムでは、ASPとWindows(R)で実行結果が異なります。

対処

以下の文およびキーについては、PROGRAM COLLATING SEQUENCE句で"EBCDIC"に対応付けた符号系名を指定して、文字の大小関係の評価をEBCDICの大小関係に指定することができます。

注):
PROGRAM COLLATING SEQUENCE句は、索引ファイルのキーには有効になりません。

■No.24 日本語の外字の大小関係

相違点および留意事項

JEFコード系とJIS8コード系では、日本語の外字の大小関係が逆転しています。このため、外字のコードの大小関係を意識しているCOBOLプログラムでは、ASPとWindows(R)で実行結果が異なります。

対処

ASP、およびSX/Gと同じ実行結果になるように、Windows(R)の外字コードの大小関係を意識してプログラムを修正してください。

■No.25 利用者定義文字(外字)

相違点および留意事項

Windows(R)では、利用者定義文字(外字)が1880文字しか扱えません。

対処

利用者定義文字を1880文字に絞り込んでください。

■No.26 空白コード

相違点および留意事項

以下の場合、内容が一致せず評価結果が偽になります。
例1:

例2:

集団項目の比較は英数字の比較と同様に扱われます。
(注1)の部分は英数字の空白コード「X"2020*"」と比較されるため、YとZは等価になりません。

対処

翻訳オプションNSPCOMPを指定してください。


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