PowerFX V1.0 移行説明書 - Microsoft(R) Windows(R) -
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付録A COBOL GとNetCOBOLの相違点と修正方法

A.2 表示ファイル機能(画面帳票定義体)

表示ファイル機能(画面帳票定義体)でのCOBOL GとNetCOBOLの相違点と対処方法は、以下のとおりです。

■No.6 画面帳票定義体の項目制御部

相違点および留意事項

NetCOBOLでは、画面帳票定義体の項目制御部は、必ず名前付きの項目としてCOBOLソースプログラム中に展開されます。
COBOL Gでは、翻訳オプションMEDINCの設定で変更できます。

対処

COBOLソースプログラム中に展開された項目名と同じ名前のデータ項目を使っている場合、データ項目の名前を変更してください。

■No.7 特殊レジスタ

相違点および留意事項

ASPおよびWindows(R)で、特殊レジスタに設定できる値や使用できる機能が異なります(システムの機能差で異なりますが、システム固有機能以外の設定値はほぼ共通です)。

対処

使用手引書を参照し、特殊レジスタに設定する値を変更してください。

No.8 画面帳票定義体に定義された日本語項目

相違点および留意事項

COBOL Gでは、翻訳オプションMEDINCを使用して、画面帳票定義体に定義された日本語項目のCOBOLプログラム上への展開方法を指定できます。
指定できる展開方法を以下に示します。

NetCOBOLでは、画面帳票定義体に定義された日本語項目は、常に日本語項目として展開されます。

例:

日本語項目と集団項目とでは、比較および転記の規則が異なります。
このため、COBOL Gで翻訳オプションMEDINCに@1を指定して翻訳していたプログラムをNetCOBOLで翻訳すると、翻訳エラーになる場合があります。

対処

画面帳票定義体で日本語項目として定義したデータ項目を、プログラム中で集団項目(日本語項目と比較および転記の規則が異なる)として扱っている場合、プログラム修正が必要になります。

■No.9 伝票形式の帳票定義体のボディ部に定義された項目

相違点および留意事項

COBOL Gでは、翻訳オプションMEDOCCを使用して、伝票形式の帳票定義体のボディ部に定義された項目のCOBOLプログラム上への展開方法を指定できます。
指定できる展開方法を以下に示します。

NetCOBOLでは、伝票形式の帳票定義体のボディ部に定義された項目は、常にOCCURS句指定のデータ項目として展開されます。

例:[定義体(NAMELST)の内容]

このため、COBOL Gで翻訳オプションMEDOCCに@YESを指定して翻訳していたプログラムをNetCOBOLで翻訳すると、翻訳エラーになる場合があります。

対処

翻訳エラーになったデータ項目名を修正してください。

■No.10 画面主導制御機能

相違点および留意事項

NetCOBOLには、表示ファイルの画面主導制御機能に機能差があります。

対処

プログラムを修正してください。


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