PowerFX V1.0 移行説明書 - Microsoft(R) Windows(R) -
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第5章 Windows(R)での作業> 5.2 資産の移入と変換> 5.2.2 PowerRDBconnector環境の作成

5.2.2.5 PowerRDBconnector適用方法

ここでは、crtcbinfコマンドで作成されたひな型を使って、PowerRDBconnectorを使う方法について、項目名やテーブル名などは変更しないものとして説明します。

[テーブル作成例] (SQL Serverの場合)

出力されたSQL表定義文を用いて、以下の手順でSQL Serverにテーブルを作成してください。

  1. SQL表定義文に任意のスキーマ名を追記します。(MASTER.sqlでは、スキーマ名としてユーザー名userを使用)

    ※userには、作成するデータベースに対してアクセス権限を付与してください。
    ※スキーマ名を省略した場合は、osql実行時のログインユーザーのユーザー名がスキーマ名として使用されます。

  2. コマンドプロンプト上から、以下のコマンドを実行してください。ここでは、server上のSQL Serverデータベースdbに、ユーザー名:user2、パスワード:passwordで接続し、MASTER.sql内のSQL表定義文を実行しています。

    ※user2には、作成するデータベースに対してCREATE TABLE権限を付与してください。
    なお、osqlの詳細は、「SQL Serverのマニュアル」を参照してください。

[テーブル作成例](Oracleの場合)

出力されたSQL表定義文を用いて、以下の手順でOracleにテーブルを作成してください。

  1. SQL 表定義文に任意のスキーマ名を追記します。
    (MASTER.sql では、スキーマ名としてユーザー名user を使用)SQL表定義文(MASTER.sql)

    ※USERには、作成するデータベースに対してアクセス権限を付与してください。
    ※スキーマ名を省略した場合は、sqlplus実行時のログインユーザーのユーザー名がスキーマ名として使用されます。

  2. コマンドプロンプト上から、Oracleのコマンドsqlplusを実行してください。
    ここでは、データベースORCLに、ユーザ名:USER、パスワード:passwordで接続し、MASTER.sql内のDDL文を実行しています。

    ※USERには、作成するデータベースに対してCREATE TABLE権限を付与してください。
    なお、sqlplusの詳細については、“SQL Plus ユーザーズガイド”および“SQL Plus リファレンス”を参照してください。

[PowerRDBconnector動作環境ファイル設定例]

出力されたPowerRDBconnector動作環境ファイルを用いて、環境に合わせて下記の情報を設定します。ここでは、server上のSQL Serverデータベースdbを使用するように設定しています。なお、動作環境ファイルの詳細は、“PowerRDBconnector for NetCOBOL説明書”を参照してください。

[COBOL初期化ファイル設定例]

出力されたCOBOL初期化ファイルを用いて、環境に合わせて下記の情報を設定します。
ここでは、ファイル識別名と作成したテーブルを関連付けるためのスキーマ名を設定します。
なお、COBOL初期化ファイルの詳細は、“PowerRDBconnector for NetCOBOL説明書”を参照してください。


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