| PowerFX V1.0 移行説明書 - Microsoft(R) Windows(R) - | 
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| 第5章 Windows(R)での作業 | > 5.2 資産の移入と変換 | > 5.2.1 MOディスクの退避ファイルの移入 | 
MO移入機能(impmoコマンド)は、ASPの退避コマンドでMOディスクに出力された退避データを、Windows(R)に移入するためのコマンドです。
以下の退避コマンドで退避したデータを移入できます。
impmoコマンドを実行すると、退避データが格納されていたASPのライブラリ名でフォルダが作成され、エンティティが移入されます。
また、エンティティ一覧ファイル「MO_resources.csv」が作成されます。エンティティ一覧ファイルについては、“5.2.1.4  エンティティ一覧ファイル(MO_resources.csv)”を参照してください。

impmoコマンドの注意事項を、以下に示します。
- impmoコマンドを実行する場合、Administrator権限が必要です。
- impmoコマンドを実行する場合、移入するエンティティのサイズに対して、最大で3倍のディスク容量が必要になります。
impmoコマンドでは、3.5インチのMOディスクを使用します。
impmoコマンドで使用できるMOディスクの種類を以下に示します。
impmoコマンドで移入できるファイルを以下に示します。
impmoコマンドで移入できるエンティティと移入後の形式を以下に示します。
| 移入元エンティティ名 | ASP属性 | ASP種別 | 移入後の形式 | 拡張子 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 原始テキスト | COBOLGソースプログラム | @SRC | @CBLG | Shift-JISのテキストファイル | .COB | 
| COBOLソースプログラム | @CBL | .CB | ||||
| 制御言語ソースプログラム | @CL | .CL | ||||
| その他の原始テキスト | − | .SRC | ||||
| 2 | 画面帳票定義体 | @OBJ | @SMED | 画面帳票定義体 | .SMD | |
| 3 | ファイル定義体(ASP形式) | @FFD | ASP形式ファイル定義体(形式2) | .FFX | ||
| 4 | ファイル定義体(SX/G形式) | @EDATA | @SXFFD | PowerRW+形式ファイル定義体 (形式1) | .FFD | |
| 5 | テキストファイル | @DOSTXT | テキストファイル | .TXT | ||
| 6 | CSVファイル | @DOSCSV | CSVファイル | .CSV | ||
| 7 | DOSファイル | @DOSFRE | DOSファイル | .FRE | ||
| 8 | フォームオーバレイパターン(SIA形式) | @SIAFOVL | フォームオーバレイパターン | .OVD | ||
| 9 | SIA形式イメージデータ | @SIAIMG | SIA形式イメージデータ | .FIM | ||
| 10 | 順編成ファイル | @FILE | @SF | EBCDIC/JEFの順ファイル | .DAT | |
| 11 | 物理ファイル領域(レコード格納域) | @RSPC | @PFS | |||
| 12 | 物理ファイル | @FILE | @PF | ASP形式 | .PF | |
| 13 | マルチボリューム物理ファイル | @MPF | ASP形式 | .MPF | ||
なお、文書(@SRC/@BUNSHO)は移入できません。
impmoコマンドで移入したエンティティの移入結果について、以下に示します。
ASPの原始テキストは、EBCDIC/JEFコードからShift-JISコードのテキストファイルに変換されます。
変換された原始テキストは、Windows(R)のエディタなどを使用して内容を確認したり、修正したりできます。
ASPの画面帳票定義体(@OBJ/@SMED)は、Windows(R)の画面帳票定義体に変換されます。コード系は、EBCDIC/JEFコードのまま変換されません。ファイルの拡張子には、「.SMD」が設定されます。
変換された画面帳票定義体は、FORMを使用して、内容を確認したり、修正したりできます。
ASPのファイル定義体(@OBJ/@FFD)は、ASP形式ファイル定義体(形式2)に変換されます。ファイルの拡張子には、「.FFX」が設定されます。
変換されたファイル定義体は、FFD-Makerを使用して内容を確認したり、修正したりできます。
SX/G形式のファイル定義体(@EDATA/@SXFFD)は、PowerRW+形式のファイル定義体に変換されます。ファイルの拡張子には、「.FFD」が設定されます。
変換されたファイル定義体は、FFD-Makerを使用して内容を確認したり、修正したりできます。
テキストファイル(@EDATA/@DOSTXT)は、Windows(R)のテキストファイルに変換されます。ファイルの拡張子には、「.TXT」が設定されます。
CSVファイル(@EDATA/@DOSCSV)は、Windows(R)のCSVファイルに変換されます。ファイルの拡張子には、「.CSV」が設定されます。
DOSファイル(@EDATA/@DOSFRE)は、Windows(R)のDOSファイルに変換されます。ファイルの拡張子には、「.FRE」が設定されます。
フォームオーバレイパターン(@EDATA/@SIAFOVL)は、Windows(R)のフォームオーバレイパターンに変換されます。コード系は、EBCDIC/JEFコードのまま変換されません。ファイルの拡張子には、「.OVD」が設定されます。
変換されたフォームオーバレイパターンは、FORMオーバレイオプションを使用して内容を確認したり、修正したりできます。
SIA形式イメージデータ(@EDATA/@SIAIMG)は、Windows(R)のSIA形式イメージデータに変換されます。ファイルの拡張子には、「.FIM」が設定されます。
変換されたSIA形式イメージデータは、IMG-Linkを使用してBMP形式データまたはTIFF形式データに変換します。
順編成ファイル(@FILE/@SF)は、有効レコードが取り出されて、EBCDIC/JEFコードの順ファイルに変換されます。ファイルの拡張子には「.DAT」が設定されます。
変換された順編成ファイルは、FFD-Makerの「fimport」を使用してコード系およびファイル形式を変換します。
物理ファイル領域(@RSPC/@PFS)は、有効レコードが取り出されて、EBCDIC/JEFコードの順ファイルに変換されます。ファイルの拡張子には、「.DAT」が設定されます。
PowerRW+がインストールされている場合、FFD-Makerで変換します。
PowerRDBconnectorがインストールされている場合は、ファイル移行機能でSQL ServerまたはOracleに移行します。
ファイル移行機能の詳細については、“5.2.3 ファイル移行機能”を参照してください。
ASPの物理ファイル(@FILE/@PF)は、ASP形式でWindows(R)に移入されます。ファイルの拡張子には、「.PF」が設定されます。
PowerRW+がインストールされている場合、FFD-Makerで変換します。
PowerRDBconnectorがインストールされている場合は、ファイル移行機能でSQL ServerまたはOracleに移行します。
ファイル移行機能の詳細については、“5.2.3 ファイル移行機能”を参照してください。
ASPのマルチボリューム物理ファイル(@FILE/@MPF)は、ASP形式でWindows(R)に移入されます。ファイルの拡張子には「.MPF」が設定されます。
PowerRW+がインストールされている場合、FFD-Makerで変換します。
PowerRDBconnectorがインストールされている場合は、ファイル移行機能でSQL ServerまたはOracleに移行します。
ファイル移行機能の詳細については、“5.2.3 ファイル移行機能”を参照してください。
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