PowerFX V1.0 移行説明書 - Microsoft(R) Windows(R) -

5.2.1.4 エンティティ一覧ファイル（MO_resources.csv）

ここでは、impmoコマンドを実行すると作成されるエンティティ一覧ファイル（MO_resources.csv）について説明します。
エンティティ一覧ファイルには、以下に示す情報が出力されます。

• コマンド情報
• 退避ファイル情報
• 移入エンティティ情報
• エラー情報

エンティティ一覧ファイルの出力形式は、出力される情報ごとに異なります。
エンティティ一覧ファイルに出力される情報ごとの出力形式を以下に示します。

• コマンド情報の出力形式

  1 実行日付,2 実行時刻,3 行タイトル[“コマンド情報”],,4 コマンドパラメーター

• 退避ファイル情報の出力形式

  1 実行日付,2 実行時刻,3 行タイトル[“退避ファイル情報”],5 ファイル順番,6 退避コマンド名,7 退避ファイル名,,8 退避日付,9 退避時刻,,,16 移入結果,17 エラー詳細

• 移入エンティティ情報の出力形式

  1 実行日付,2 実行時刻,3 行タイトル[“移入エンティティ情報”],,10 エンティティ名,11 属性,12 種別,13 作成日付,,14 ステップ数・レコード数・サイズ,15 レコード長,16 移入結果,17 エラー詳細

• エラー情報の出力形式

  1 実行日付,2 実行時刻,3 行タイトル[“エラー情報”],,,,,,,,,,17 エラー詳細

上記の各出力形式内のエンティティ一覧ファイルに出力される項目について、以下の表に示します。

表5.5 エンティティ一覧ファイルに出力される項目

出力項目名	内容
1 実行日付	実行日付をYYYY/MM/DDで出力します。
2 実行時刻	実行時刻をHH:MM:SSで出力します。
3 行タイトル	行タイトルを出力します。 コマンド情報： コマンド実行時のパラメーターを出力します。 退避ファイル情報： 退避ファイル名、退避日付時刻などを出力します。 移入エンティティ情報： 移入エンティティ名の情報を出力します。 正常終了： 正常終了した場合に出力します。 異常終了： 異常終了した場合、最終エラーの内容を出力します。
4 コマンドパラメーター	コマンド実行時のパラメーターを出力します。
5 ファイル順番	退避ファイルのファイル順番を出力します。
6 退避コマンド名	退避コマンド名を出力します。 SAVLIB： SAVLIBコマンド SAVFILE： SAVFILEコマンド、SAVPFコマンド SAVMBR： SAVMBRコマンド
7 退避ファイル名	退避ファイル名を出力します。 SAVLIBコマンドの場合： ライブラリ名 SAVFILEコマンド、SAVPFコマンドの場合： ファイル名．ライブラリ名 SAVMBRコマンドの場合： メンバー名．ライブラリ名
8 退避日付	退避日付をYYYY/MM/DDで出力します。
9 退避時刻	退避時刻をHH:MM:SSで出力します。
10 エンティティ名	移入エンティティのエンティティ名を出力します。
11 属性	移入エンティティの属性を出力します。
12 種別	移入エンティティの種別を出力します。
13 作成日付	移入エンティティのASP上の作成日付を出力します。エンティティの作成日付に異常がある場合は表示されません。
14 ステップ数、レコード数、サイズ	移入したエンティティのステップ数、レコード数、サイズを出力します。 原始テキストの場合： ステップ数が出力されます。 順編成ファイルおよび物理ファイル領域（レコード格納域）の場合： レコード数が出力されます。 その他のエンティティの場合： バイトサイズが出力されます。
15 レコード長	順編成ファイルおよび物理ファイル領域（レコード格納域）の場合、レコード長を出力します。
16 移入結果	以下のように移入結果を出力します。 退避ファイルを移入した。 退避ファイルの移入時にエラーが発生した。 エンティティを移入した。 エンティティが存在するため処理を迂回した。 未サポートエンティティのため処理を迂回した。 エンティティ移入時にエラーが発生した。
17 エラー詳細	エンティティ移入時にエラーが発生した場合、エラー詳細を出力します。

エンティティ一覧ファイルの出力例を以下に示します。