PowerFX V1.0 移行説明書 - Microsoft(R) Windows(R) -
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第2章 資産移行の概要

2.3 コード変換が必要な資産

資産移行時には、コードの扱いが重要になります。文字にはそれぞれコードが割り当てられていますが、ASPとWindows(R)では、コードの割り当てが異なります。コードのグループをコード系と呼びます。

ASPのコード系はEBCDIC/JEFコードですが、Windows(R)のコード系は一般に、ASCII/Shift-JISコードです。ASPからWindows(R)に資産を移行して文字を表示する場合、ASPのコード系のままでは文字化が起こります。Windows(R)で文字を正しく表示するためにはASPのコード系からWindows(R)のコード系に変換する必要があります。コード系を変換する作業を、「コード変」と呼びます。

コード変換する資産と留意を以下に示します。

表2.2 コード変換する資産と留意点

コード変換する資産

留意点

COBOL Gソースプログラム

MO移入機能でコード変換します。
詳細は、“5.2.1 MOディスクの退避ファイルの移入”を参照してください。

画面帳票定義体(SMED)

実行時に自動変換されるため、コード変換は不要です。必要があれば、FORMでコード変換します。
詳細は、“FORM説明書”を参照してください。

オーバレイパターン

実行時にコード変換されるため、コード変換は不要です。

ファイル定義体

FFD-Makerのcnvffxコマンドでコード変換します。
詳細は、“PowerFX V1.0 FFD-Maker説明書”を参照してください。

順編成ファイル

FFD-Makerのfimportコマンドでコード変換します。詳細は“PowerFX V1.0 FFD-Maker説明書”を参照してください。

物理ファイル

マルチボリューム物理ファイル

ファイル移行機能またはFFD-Makerのfimportコマンドでコード変換します。
詳細は、“5.2.3 ファイル移行機能”を参照してください。

日本語を含んでいる資産をWindows(R)に移行して使用する場合、通常はコード系を変換すれば問題ありません。ただし、Windows(R)でASPの文字に対応した文字がない場合や、ASPで外を使用していた場合は対処の必要があります。詳細は、“5.1 コード変換に必要な製品の設定”を参照してください。


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