PowerFX V1.0 移行説明書 - Microsoft(R) Windows(R) -
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第2章 資産移行の概要

2.2 Windows(R)へ移行可能な資産

COBOL資産の中には、Windows(R)に移行できる資産と移行できない資産があります。
移行できない資産はWindows(R)上で新規に作成する必要があります。たとえば、COBOL目的プログラ(オブジェクト)は移行できません。COBOL目的プログラム(オブジェクト)は、移行先のWindows(R)でNetCOBOLを使用して再翻訳する必要があります。

ASPからWindows(R)への資産の移行可と、移行後の作業について以下に示します。

表2.1 資産の移行可否と移行後の作業

資産

移行可否

移行後の作業

プログラム資産

COBOL Gソースプログラム

プログラムの修正

COBOL目的プログラム

×

NetCOBOLで再翻訳(リコンパイル)

制御言語ソースプログラム

TCLplusスクリプトで再作成

その他の原始テキスト

再作成(同等機能が必要な場合)

画面帳票定義体(SMED)

FORMで移行結果を確認

オーバレイパターン

FORMオーバレイオプションで移行結果を確認

ファイル定義体

FFD-Makerで移行結果を確認

SIA形式イメージデータ

IMG-Linkを使用して、BMP形式データまたはTIFF形式データに変換

データファイル

順編成ファイル
物理ファイル
マルチボリューム物理ファイル

FFD-Makerまたはファイル移行機能でデータベースに格納

索引順編成ファイル

×

なし

実行環境

ユーザーメニュー
ディスプレイファイル記述
プリンタファイル記述

×

なし

パソコン資産

テキストファイル
CSVファイル
DOSファイル

なし

○:移行可能
×:移行不可能

注意事項

  1. COBOL Gソースプログラムは移行後に修正が必要です。詳細は“付録A COBOL GとNetCOBOLの相違点と修正方法"を参照してください。
  2. COBOL EソースプログラムまたはPRECOBOLソースプログラムおよびメッセージ定義体(MED)は、ASPのCNVF5CBLコマンドでCOBOL Gソースプログラムおよび画面帳票定義体(SMED)に変換して、移行してください。
  3. F3COBOLソースプログラムおよびF3メッセージ定義体(FMT)は、ASPのCNVF3CBLコマンドでCOBOL Gソースプログラムおよび画面帳票定義体(SMED)に変換して、移行してください。
  4. CAPEソースプログラムはCOBOL Gソースプログラムへ変換できません。同等機能をNetCOBOLで再作成してください。
  5. 索引順編成ファイルは、ASPのCNVFILEコマンドで順編成ファイル変換するか、または、ASPのSETPFコマンドで物理ファイルに変換して、移行してください。

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