Interstage Application Server インストールガイド -Linux- |
目次
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第1章 インストール |
インストール時の注意事項について説明します。
インストール中に以下のエラーメッセージが出力された場合は、SRA(R)のPowerGres製品が同一システム上にインストールされている可能性があります。
esm4pgsql-gui に必要とされているFJSVihsがインストール済みです。 |
PowerGres製品が同一システム上にインストールされている場合は、PowerGres製品においてインストールされたWebサーバ(Interstage HTTP Server)をいったんアンインストールする必要があります。Webサーバ(Interstage HTTP Server)のアンインストールについては、“インストール前の作業”-“PowerGres製品がインストールされたシステムにインストールする場合”を参照してください。
インストール中に以下のメッセージが出力された場合は、ホスト名が正しく設定されていない可能性があります。
There is no user id "root" on this system. Installation aborted. |
ホスト名の確認と設定の方法については、“インストール前の作業”-“ホスト名の確認”を参照してください。
ホスト名には、以下の文字を使用してください。
JDK/JRE1.4を使用する場合、ホスト名として“_”(アンダースコア)などの使用はできません。
ホスト名に“_”(アンダースコア)など、推奨されない文字を使用した場合、インストール時に、インストール処理の延長でInterstage Operation Toolサービスの起動に失敗した旨のエラーダイアログが、表示されます。
エラーダイアログの表示後もインストール処理は継続されますが、IJServerの作成に失敗した旨のエラーダイアログが表示されます。
インストール完了後、Interstage管理コンソールにログインすると、“IS: エラー: is40001: システムの情報を取得できませんでした”のメッセージが出力され、Interstageの運用操作は行えません。
ホスト名に推奨されない文字を使用してエラーが表示された場合は、“ホスト名の指定時に推奨する文字について”を参照して、ホスト名を変更してください。
Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバとアプリケーションサーバ機能のInterstageを同じマシンに導入する場合の注意事項について説明します。
Systemwalker Centric Managerの操作の詳細については、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。
なお、Systemwalker Centric Managerの運用管理クライアントとInterstageのクライアントが同一マシン上にインストールされている場合は、Systemwalkerの運用管理クライアントは使用できません。
(*)Red Hat Enterprise Linux v.3以降
マルチサーバ管理機能を使用している場合は、以下のサーバ種別のみ導入可能です。
-管理サーバ
-共存サーバ
-スタンドアロンサーバ
本書はアプリケーションサーバ機能のインストールについて記載しています。管理サーバ機能の場合は、管理サーバ機能のインストールを参照してください。
以下の手順で、Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバをインストールします。
なお、Interstageが管理サーバ機能の場合は、Systemwalkerのマニュアルを参照してインストールしてください。
1. Interstageが動作している場合には、Interstageを停止します。
# isstop -f |
2. Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバをインストールします。
Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバのインストール方法については、Systemwalker Centric Manager導入手引書を参照してください。
3. システムを再起動します。
4. Interstageが動作している場合には、Interstageを停止します。
# isstop -f |
5. Systemwalker Centric Managerのセットアップコマンドを実行します。
# /opt/systemwalker/bin/MpFwSetup -mix |
6. Interstageを起動します。
# isstart |
以下の手順で、Interstageをインストールします。
なお、Interstageが管理サーバ機能の場合は、管理サーバ機能のインストールを参照してインストールしてください。
1. Systemwalker Centric Managerのすべての機能を停止します。
# /opt/systemwalker/bin/pcentricmgr |
Systemwalker Operation ManagerとSystemwalker Centric Managerが共存する環境の場合はSystemwalker Operation Managerも停止します。
# /opt/systemwalker/bin/poperationmgr |
Systemwalker Operation Managerの停止手順の詳細は、Systemwalker Operation Managerのマニュアルを参照してください。
2. Systemwalker Centric Managerのバックアップを実行します。
Systemwalker Centric Managerのバックアップ手順の詳細は、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。
3. Systemwalker Centric Managerの環境を削除します。
# /opt/systemwalker/bin/MpFwSetup |
セットアップメニュー(初期メニュー)で“2”を入力し、Systemwalker Centric Managerの環境削除を行います。
4. Systemwalker Centric ManagerでインストールされたObjectDirectorを停止します。
# /opt/FJSVod/bin/OD_stop |
5. 以下のパッケージをアンインストールします。
FJSVod、FJSVsclr、FJSVsmee
# rpm -e FJSVod FJSVsclr FJSVsmee |
6. Interstageをインストールします。
7. Interstageが動作している場合には、Interstageを停止します。
# isstop -f |
8. Systemwalker Centric Managerの環境を構築します。(リストア用)
# /opt/systemwalker/bin/MpFwSetup -mix |
9. Systemwalker Centric Managerのリストアを実行します。
Systemwalker Centric Managerのリストア手順の詳細は、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。
10. Systemwalker Centric Managerのサービスを起動します。
# /opt/systemwalker/bin/scentricmgr |
11. Interstageを起動します。
# isstart |
以下の手順で、Interstageをアンインストール/インストールします。
なお、対象となるInterstageはアプリケーションサーバ機能です。
1. Systemwalker Centric Managerのすべての機能を停止します。
# /opt/systemwalker/bin/pcentricmgr |
Systemwalker Operation ManagerとSystemwalker Centric Managerが共存する環境の場合はSystemwalker Operation Managerも停止します。
# /opt/systemwalker/bin/poperationmgr |
Systemwalker Operation Managerの停止手順の詳細は、Systemwalker Operation Managerのマニュアルを参照してください。
2. Systemwalker Centric Managerのバックアップを実行します。
Systemwalker Centric Managerのバックアップ手順の詳細は、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。
3. Systemwalker Centric Managerの環境を削除します。
# /opt/systemwalker/bin/MpFwSetup |
セットアップメニュー(初期メニュー)で“2”を入力し、Systemwalker Centric Managerの環境削除を行います。
4. 以下のパッケージを残してInterstageをアンインストールします。
FJSVod、FJSVsclr、FJSVsmee
5. システムを再起動します。
6. 上記1.を実行し、Systemwalkerを停止します。
7. Systemwalker Centric ManagerでインストールされたObjectDirectorを停止します。
# /opt/FJSVod/bin/OD_stop |
8. 以下の残りのパッケージをアンインストールします。
FJSVod、FJSVsclr、FJSVsmee
# rpm -e FJSVod FJSVsclr FJSVsmee |
9. Interstageをインストールします。
10. Interstageが動作している場合には、Interstageを停止します。
# isstop -f |
11. Systemwalker Centric Managerの環境を構築します。(リストア用)
# /opt/systemwalker/bin/MpFwSetup -mix |
12. Systemwalker Centric Managerのリストアを実行します。
Systemwalker Centric Managerのリストア手順の詳細は、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。
13. Systemwalker Centric Managerのサービスを起動します。
# /opt/systemwalker/bin/scentricmgr |
14. Interstageを起動します。
# isstart |
InterstageとSystemwalker Centric Managerの運用管理サーバを同一サーバ上にセットアップしている場合、Interstageの再初期化は、以下の手順で実施します。
なお、対象となるInterstageはアプリケーションサーバ機能です。
1. Systemwalker Centric Managerのすべての機能を停止します。
# /opt/systemwalker/bin/pcentricmgr |
Systemwalker Operation ManagerとSystemwalker Centric Managerが共存する環境の場合はSystemwalker Operation Managerも停止します。
# /opt/systemwalker/bin/poperationmgr |
Systemwalker Operation Managerの停止手順の詳細は、Systemwalker Operation Managerのマニュアルを参照してください。
2. Systemwalker Centric Managerのバックアップを実行します。
Systemwalker Centric Managerのバックアップ手順の詳細は、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。
3. Systemwalker Centric Managerの環境を削除します。
# /opt/systemwalker/bin/MpFwSetup |
セットアップメニュー(初期メニュー)で“2”を入力し、Systemwalker Centric Managerの環境削除を行います。
4. Interstageを再初期化します。
5. Interstageが動作している場合には、Interstageを停止します。
# isstop -f |
6. Systemwalker Centric Managerの環境を構築します。(リストア用)
# /opt/systemwalker/bin/MpFwSetup -mix |
7. Systemwalker Centric Managerのリストアを実行します。
Systemwalker Centric Managerのリストア手順の詳細は、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。
8. Systemwalker Centric Managerのサービスを起動します。
# /opt/systemwalker/bin/scentricmgr |
9. Interstageを起動します。
# isstart |
FJSVsmee、FJSVsclrパッケージは、Systemwalker Centric Managerなど、Interstage以外の富士通製製品に同梱されている場合があります。その場合のインストール時の注意事項について説明します。
FJSVsmee、FJSVsclrパッケージがインストールされているかを確認します。また、インストールされている場合には、そのバージョン・レベルを確認します。
本バージョンのInterstageが同梱しているFJSVsmee、FJSVsclrのバージョンは以下のとおりです。
FJSVsmee 3.3.8 |
以下の手順で、インストールされているFJSVsmeeパッケージについて確認します。
# rpm -q -i FJSVsmee | grep Version |
以下の手順で、インストールされているFJSVsclrパッケージについて確認します。
# rpm -q -i FJSVsclr | grep Version |
インストールされている場合にはバージョン情報が表示されます。何も表示されなかった場合にはインストールされていないため、特に注意は不要です。通常どおりインストールしてください。
インストールしようとしている富士通製品に含まれているパッケージのバージョンは、以下の手順で確認できます。
# rpm -q -i -p パッケージファイル名 | grep -E 'Version|Name' |
実行結果は以下のように表示されます。パッケージ名とバージョン情報(下線部)を参照して確認してください。
# rpm -q -i -p FJSVsmee.rpm | grep -E 'Version|Name' |
他の製品が同梱しているFJSVsmeeパッケージが古いか同じである場合、FJSVsmeeパッケージはInterstageがインストールしたパッケージをそのまま使用してください。
他の製品が同梱しているFJSVsclrパッケージが古いか同じである場合、FJSVsclrパッケージはInterstageがインストールしたパッケージをそのまま使用してください。
他の製品が同梱しているFJSVsmee、FJSVsclrパッケージのほうが新しい場合、以下の手順で他の製品をインストールします。
1. Interstageが動作している場合には、Interstageを停止します。
# isstop -f |
また、Interstage以外の製品でも使用されている場合がありますので、すべての富士通製製品を停止してください。停止方法については、それぞれの製品のマニュアルを参照してください。
2. 古いパッケージをアンインストールします。
インストールされているFJSVsmeeパッケージが古い場合、以下を実行します。
# rpm -e FJSVsmee |
インストールされているFJSVsclrパッケージが古い場合、以下を実行します。
# rpm -e FJSVsclr |
3. 他の製品をインストールします。インストール方法については、各製品のマニュアルを参照してください。
4. Interstageを起動します。
# isstart |
以下の手順でインストールします。
1. 全ての富士通製製品を停止します。停止方法については、各製品のマニュアルを参照してください。
2. FJSVsmee、FJSVsclrパッケージをアンインストールします。
# rpm -e FJSVsmee |
3. Interstageをインストールします。
4. InterstageのインストールしたFJSVsmee、FJSVsclrパッケージのバージョンが、既にインストールされていたパッケージよりも古い場合、FJSVsmee、FJSVsclrパッケージをアンインストールします。
# rpm -e FJSVsmee |
5. 新しいバージョンのFJSVsmee、FJSVsclrパッケージを同梱していた製品からFJSVsmee、FJSVsclrパッケージを再インストールします。インストール方法については、その製品のマニュアルを参照してください。
6. 1.で停止した全ての製品を起動します。起動方法については、各製品のマニュアルを参照してください。
omsアカウントがシステムに登録されていない場合、Fujitsu Enablerをインストールする時にomsアカウントを新規にシステムに登録します。
Fujitsu Enablerサービスが使用するポート番号の初期値は9700です。Fujitsu Enablerサービスの使用するポート番号を初期値から変更したい場合は、以下の方法で他のアプリケーションや他のFujitsu Enablerのデータストアが使用していないものに変更してください。
/etc/servicesファイル内における以下の記述部分のポート番号を変更してください。
omsservd 新しいポート番号/tcp
omsservd 新しいポート番号/udp
リポジトリが使用するポート番号の初期値は、2000~9999のうち、リポジトリ生成時に使用されていない番号です。リポジトリの使用するポート番号を初期値から変更したい場合は、以下の方法で他のアプリケーションや他のFujitsu Enablerのデータストアが使用していないものに変更してください。
/opt/FJSVena/Enabler/server/bin/omschangeport "リポジトリ名" -pn "新しいポート番号"
Interstage Application ServerのCORBAサービスは他の製品にも使用されています。
CORBAサービスが内蔵されている製品がすでにインストール済みの状態において、Interstageのインストールを行うと、以下のメッセージが出力されます。
FJSVodが他の富士通ミドルウェア製品からインストールされているためインストールを中止します。 |
Since FJSVod is installed from other Fujitsu's middleware products, installation is stopped. |
以下の製品が同一システムにインストールされている場合は、“Systemwalker CentricMGR導入に関する注意事項”の手順にしたがってインストールしてください。
Systemwalker Centric Manager 運用管理サーバ
InterstageとSystemwalker Centric Managerの運用管理サーバが同一サーバ上にインストールしている場合の注意事項について説明します。
isstopコマンドで-fオプションを指定する場合、もしくはInterstage管理コンソールの強制停止でInterstageを停止する場合、CORBAサービスは停止されるため、同一サーバ上にインストールしているSystemwalker Centric Managerの運用管理サーバも運用できなくなります。
CORBAサービスを停止する場合は、Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバも停止してください。
Systemwalker Centric Managerの停止コマンドを以下に示します。詳細は、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。
# /opt/systemwalker/bin/pcentricmgr |
“Interstageの停止に関する注意”でSystemwalker Centric Managerの運用管理サーバを停止した場合、もしくはマシンの再起動等でSystemwalker Centric Managerの運用管理サーバが起動していない場合は、Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバを起動してください。
Systemwalker Centric Managerの起動コマンドを以下に示します。詳細は、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。
# /opt/systemwalker/bin/scentricmgr |
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