Interstage Application Server UDDIサービス ユーザーズガイド

5.2.2 拡張属性の検索

samplesディレクトリの下の、attrFindディレクトリに含まれているサンプルでは、ビジネスデータに関連付けられた拡張属性を検索することができます。プロパティファイルの内容から、アプリケーション中で拡張属性を検索するためのパラメタを動的に構築し、find_attribute呼び出しを行います。

以下に、サンプルの構成ファイル一覧を示します。

C:\Interstage\F3FMuddic\samples\attrFind

• AttrFind.java ... サンプルのソースコード
• AttrFind.class ... AttrFind.java のバイナリコード
• Util.java ... AttrFind で使われるユーティリティクラス
• Util.class ... Util.java のバイナリコード
• callprop ... 設定用プロパティファイル
• run.bat ... 実行用スクリプトファイル

/opt/FJSVuddic/samples/attrFind

• AttrFind.java ... サンプルのソースコード
• AttrFind.class ... AttrFind.java のバイナリコード
• Util.java ... AttrFind で使われるユーティリティクラス
• Util.class ... Util.java のバイナリコード
• callprop ... 設定用プロパティファイル
• run ... 実行用スクリプトファイル

サンプルの実行には同フォルダの実行用スクリプトファイルをご利用ください。スクリプトファイルの引数は以下のようになります。引数のプロパティファイルには設定用プロパティファイル(callprop)を指定してください。

run プロパティファイル

スクリプトファイルの実行の前には以下の作業を完了している必要があります。

• SOAPクライアント実行環境の環境構築が完了している
• UDDIクライアントのCLASSPATH設定が完了している
• callprop 内の問い合わせを行う UDDIレジストリサービスの設定が完了している
• callprop 内の検索パラメタ設定部分の修正が完了している。特に拡張属性を関連付けるビジネスデータの識別子の値が正しく記述されている
• (必要なら)callprop 内のレジストリに対するHTTP Basic認証情報の設定が完了している
• (必要なら)クライアント側のSSL通信の環境構築が完了している
• (必要なら)callprop 内のプロキシ設定部分の修正が完了している

　レジストリの URL と、登録系 API の利用に必要なアカウント情報の設定は callprop の以下の個所で行います。

　問い合わせ先 UDDIレジストリサービスの設定は callprop の以下の個所(プロパティ com.fujitsu.interstage.fjuddi4j.inquiryURLExtの値)を修正することで行います。またUDDIレジストリサービス用にHTTP Basic認証用にアカウント情報を設定する場合は、ユーザID をプロパティ basicAuth.id の値に、パスワードをプロパティ basicAuth.password の値に設定します。

# ===================================================
# Registry Information
# ===================================================

## NOTE:
## If you want to publish your extension attribute data,
## it may be required that you have a basic authentication
## account on the target registry at first.

# Access information for extension attribute API
com.fujitsu.interstage.fjuddi4j.inquiryURLExt=your.registry.inquire.ext.url
# basicAuth.id =
# basicAuth.password =

プロキシを利用する場合は、callprop の以下の個所のコメントアウトされているプロパティを有効にしてから、http.proxyHost、 http.proxyPort、 https.proxyHost、 https.proxyPort、http.proxyUserName、 http.proxyPassword の値を修正してください。プロキシの Basic 認証を行わない場合は http.proxyUserName、 http.proxyPassword はコメントのままにしておいてください。

# ===================================================
# Proxy settings
# ===================================================
# http.proxyHost=your.proxy.host.name
# http.proxyPort=your.proxy.port.number
# https.proxyHost=your.proxy.host.name
# https.proxyPort=your.proxy.port.number
# http.proxyUserName=your.proxy.basic-auth.userID
# http.proxyUserName=your.proxy.basic-auth.userID

find_attribute に検索パラメタ情報を設定します。

• arg.resourceKey には、拡張属性を取得するビジネスデータの識別子を指定します。このパラメタは必須の値です。『Webサービス情報の登録』を用いて登録したビジネスデータに対して関連付けられた拡張属性を検索する場合には、『登録されたビジネスデータの識別情報』で説明したbusinessKeyを指定します。
• arg.propertyName には、取得する拡張属性のプロパティ名を指定します。設定しない場合はコメントのままにしておいてください。

# ===================================================
#
# find_attribute argument
#
# ===================================================

arg.resourceKey= your.businessKey
# arg.propertyName=