Interstage Application Server SOAPサービス ユーザーズガイド
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9.1.2.1 Webサービス情報の登録
“●リモート呼び出しサービス”ボタンを押下すると、以下の画面が表示されます。
RPCサーバアプリケーションのJavaクラス名、クラスファイル名またはJARファイル名を入力して“Webサービス情報生成”ボタンを押下すると、Webサービス情報が表示されます。
■リモート呼び出しのWebサービス情報入力画面
- Webサービス識別名
システムで一意となるようにURLに使用可能な文字を使用して、Webサービス識別名を指定します(英大文字と英小文字は区別します)。
“Webサービス情報生成”ボタンを押下した場合、文字列"urn:"にRPCサーバアプリケーションのJavaクラス名を付加した文字列がWebサービス識別名として表示されます。
- 処理済HeaderElment
リクエスト/レスポンスメッセージを受信後、処理を完了したSOAPヘッダ要素を“削除する”か“削除しない”かを設定します。
デフォルトは“削除しない”です。
- Webサービスのrole(actor)名
Webサービスのrole(actor)名を設定する場合に、URI形式で指定します。
2つ以上のrole(actor)名を記述する場合は「,(カンマ)」で区切ります。
role(actor)名は、SOAPが規定する転送を行う場合の転送路におけるWebサービスの役割名です。通常は指定しなくて構いません。
- Webサービスアプリケーション クラス名
Webサービス情報を生成するRPCサーバアプリケーションのJavaクラス名をパッケージ名付きのクラス名で指定します。
- Webサービスアプリケーション ファイル名
RPCサーバアプリケーションのクラスファイル名またはJARファイル名をフルパス名で指定します。2つ以上のファイル名を指定する場合は「,(カンマ)」で区切ります。
ファイル名を省略した場合は、環境変数CLASSPATHから検索します。
- Webサービスアプリケーション Webサービス情報生成ボタン
入力したRPCサーバアプリケーションのJavaクラス名、クラスファイルまたはJARファイルからWebサービス情報を生成します。
表示されるメソッドはpublic, staticメソッドのみです。またユーザ定義型情報のネームスペース名およびXMLデータ型名は省略値が表示されます。
Webサービス情報生成ボタンは、以下の情報を更新します。セキュリティ情報は、指定されていない状態に更新します。
- 基本サービス情報の使用可能メソッド名(allowedMethods)
- メソッド情報全体
- ユーザ定義型情報全体
- セキュリティ情報全体
- 使用可能メソッド名(allowed Methods)
RPCサーバアプリケーションとして使用可能なメソッド名を入力します。
2つ以上のメソッド名を記述する場合は「,(カンマ)」で区切ります。
デフォルトは「*」:全メソッド使用可です。
“Webサービス情報生成”ボタンを押下した場合、RPCサーバアプリケーションのJavaクラスに属する"public"と"static"メソッドが表示されます。
- メソッド追加ボタン
初期状態ではメソッド入力欄は1つ用意されています。
1つのサービスに複数のメソッドを登録したい場合には、“メソッド追加”ボタンを押下するとメソッド入力欄が1つずつ増加します。
- メソッド名
リモート呼び出しするRPCサーバアプリケーションのメソッドの名前を入力します。
- パラメタ追加ボタン
初期状態ではパラメタ入力欄は3つ用意されています。
“パラメタ追加”ボタンを押下するとパラメタ入力欄が1つずつ増加します。
- パラメタ名
メソッドのパラメタの名前を入力します。またWebサービス情報生成ボタンによって初期表示される名前は、"arg1"からの連番で表示されます。
- 引数型
パラメタのデータ型をリストから選択します。
データ型は、パラメタにマッピングされるXMLのデータ型のローカル名で選択します。
ただしパラメタが配列型の場合は、配列にするデータ型のローカル名を選択します。
- 配列次元数
パラメタが配列型の場合、その次元数を入力します。
配列型でない場合は0(ゼロ)を指定してください。
なおVector型は配列にできません。引数型にVectorを指定し、配列次元数を0以外にした場合には、警告後、自動的に配列次元数を0(ゼロ)にします。
- 使用するユーザ定義型番号
パラメタが列挙型、またはユーザ定義型の場合、ユーザ定義型情報に指定したユーザ定義型の番号を選択します。
ユーザ定義型の番号は、“ユーザ定義型情報”で表示された番号を指定します。
- パラメタ属性
パラメタ属性(in/out/inout)を選択します。またWebサービス情報生成ボタンによって初期表示される属性は、inまたはinout属性のいずれかが選択された状態で表示されます。
メソッド情報で指定したメソッド名がユーザ定義型クラスを使用する場合にユーザ定義型情報を登録する必要があります。メソッドの引数で使用するユーザ定義型クラスだけでなく、メソッドの復帰型に使用するユーザ定義型クラスも登録を行ってください。
- ユーザ定義型登録ボタン
ユーザ定義型を追加する場合、ユーザ定義型クラス名を入力して“ユーザ定義型登録”ボタンを押下します。
追加したユーザ定義型はユーザ定義型情報の一覧に追加され、表示された番号を“使用するユーザ定義型番号”に指定することで、ユーザ定義型として使用できるようになります。
- 型種別
登録するユーザ定義型の型種別を設定します。列挙型、構造体、またはBean型が選択可能です。
- ユーザ定義型クラス名
登録するユーザ定義型のJavaクラス名をパッケージ名付きのクラス名で指定します。
ユーザ定義型を含むJavaクラスは、環境変数CLASSPATHに指定されている、もしくはInterstage管理コンソールから[システム]>[ワークユニット]>[MyIJServer](IJServerワークユニット名) >[環境設定]タブ >[ワークユニット設定]で表示される“クラスパス”に指定する必要があります。
- ネームスペース名
登録するユーザ定義型の「修飾された名前」(XMLのデータ型名)におけるネームスペース名を表します。省略名は「urn:Fujitsu-Soap-Service-Data」です。
- 削除ボタン
対象のユーザ定義型情報を消去します。対象のユーザ定義型がパラメタで使用されている場合にはその旨警告を出して削除を中止します。
◆セキュリティ情報
ユーザ認証、SOAP電子署名、XML暗号(原本性保証機能)を使用するための設定を行います。
詳細については、“セキュリティシステム運用ガイド”の“ユーザ認証、SOAP電子署名、XML暗号を使用する方法”を参照してください。
- 返り値はWebサービス・コンテナがRPCサーバアプリケーションのメソッドから自動的に解析するため入力する必要はありません。
■入力内容警告画面
“修正”ボタンを押下すると、再度Webサービス情報入力画面が表示されます。
その際、警告のあった入力域には赤色の枠が表示されます。
■Webサービス情報入力画面
“確認”ボタン押下時に入力内容・修正内容に問題がなければ、「Webサービス情報登録確認画面」が表示されます。
■Webサービス情報登録確認画面
修正する場合は、右下の“修正”ボタンを押下することで「リモート呼び出しのWebサービス情報入力画面」に戻ります。
表示されている情報で問題がなければ“登録”ボタンを押下するとWebサービス情報が登録され、「Webサービス情報登録完了画面」が表示されます。
■Webサービス情報登録完了画面
“戻る”ボタンを押下すると「トップ画面」に戻ります。
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