Interstage Application Server SOAPサービス ユーザーズガイド |
目次 索引 |
第4章 Messaging方式のアプリケーションの実装 | > 4.1 受信アプリケーションの作成 |
高信頼性Webサービス機能では、SOAP電子署名やXML暗号化の情報をSOAPメッセージに付加するために、SOAPヘッダー要素(SOAPHeaderElement)を使用しています。
このSOAPヘッダー要素(SOAPHeaderElement)の扱いは、Webサービス情報の登録時に“処理済HeaderElment”で指定できます。“削除する”を選択すると、受信アプリケーションの呼び出し前に高信頼性Webサービス機能で使用しているSOAPヘッダー要素(SOAPHeaderElement)は削除されます。
Webサービスに宛てられたSOAPヘッダー要素(SOAPHeaderElement)のmustUnderstand属性に、trueまたは1が指定されていた場合、以下のようにSOAPヘッダー要素(SOAPHeaderElement)が処理されます。
SOAPヘッダー要素(SOAPHeaderElement)のmustUnderstand属性がtrueまたは1であるかは、以下のメソッドで判断できます。
Webサービス情報の、“処理済HeaderElment”で“削除しない”を設定した場合、すでに高信頼性Webサービス機能によって解釈処理が行われたSOAPヘッダー要素(SOAPHeaderElement)も、受信アプリケーションが受け取るSOAPメッセージに含まれています。
javax.xml.soap.SOAPHeaderElementオブジェクトを以下のクラスにキャストし、isProcessedメソッドを使用することで、SOAPヘッダー要素(SOAPHeaderElement)がすでに解釈処理されているかどうかを判定できます。
●パッケージ名:com.fujitsu.interstage.soapx.message
クラス名 |
メソッド |
説明 |
---|---|---|
SOAPHeaderElement |
public boolean isProcessed() |
高信頼性Webサービス機能によってSOAPヘッダー要素(SOAPHeaderElement)がすでに処理済みであるかどうかを返します。 |
目次 索引 |