JavaServer Faces ユーザーズガイド

2.7 バリデータ

JavaServer Facesはテキストフィールドなどユーザがデータを入力できるUIコンポーネントについて、 データを検証する方法をサポートしています。 この検証は、UIコンポーネントに割り当てられたmanaged beanのプロパティに、更新されたデータが設定される前に行われ、 検証に失敗した場合、managed beanのプロパティは更新されません。

JavaServer Facesでは、標準的なデータチェックを行う一連のバリデータのクラスを定義しています。また、基本タグも、標準的なバリデータに対応したものを用意しています。

入出力ページの開発者は、UIコンポーネントにバリデータを登録することができます。 バリデータは、JavaServer Faces が用意した標準的なバリデータが利用可能です。また、カスタムバリデータを作成して利用することも可能です。

バリデータの利用までの手順は以下のとおりです。

1. 利用するバリデータの決定
   • 機能要件をみたす標準バリデータが用意されている場合はそれを使用
   • 用意されていない場合はカスタムバリデータを作成して使用
2. カスタムバリデータの場合は、JavaServer Faces定義ファイル (faces-config.xml)にバリデータを登録
3. 入出力ページでUIコンポーネントにバリデータを登録

以下の、バリデータの開発の詳細については、「バリデータの作成」を参照して下さい。

• JavaServer Facesで用意されている標準バリデータ
• カスタムバリデータの作成方法と登録方法
• 入出力ページでのバリデータの指定方法