JavaServer Faces ユーザーズガイド |
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第2章 JavaServer Facesの機能 |
JavaServer Facesアプリケーションを含むWebアプリケーションは、一般的に複数の入出力ページからなります。 したがって、アプリケーションの作成にあたっては、複数のページ間の遷移を定義し実現する必要があります。
JavaServer Facesアプリケーションでは、画面遷移の定義や、イベント処理にともないどの遷移を選んで実行するかの定義を簡単に行えます。
画面遷移はユーザがボタンやハイパーリンクをクリックしたときに遷移するページを選ぶ一連のルールです。
このルールはXMLで記述するJavaServer Faces定義ファイル (faces-config.xml) にnavigation-rule
タグを利用して定義します。
ルールには、遷移元ページ名、アクションの結果、遷移先ページ名を記述します。
記述例を以下に示します。
[JavaServer Faces定義ファイル(faces-config.xml)の例]
<faces-config> ... <navigation-rule> <!-- 遷移元のJSP名を記述 --> <from-view-id>/input.jsp</from-view-id> <!-- アクションの結果によって遷移先を変更 --> <navigation-case> <from-outcome>success</from-outcome> <to-view-id>/result.jsp</to-view-id> </navigation-case> <navigation-case> <from-outcome>fail</from-outcome> <to-view-id>/input.jsp</to-view-id> </navigation-case> </navigation-rule> ... </faces-config>
ユーザの操作によって、どのルールを選ぶかを指定するには以下の方法があります。
action
アトリビュートの値にアクション結果の文字列を指定action
アトリビュートの値にメソッドバインディング式を利用してアクション結果を返すメソッドを指定それぞれの方法の詳細は「画面遷移定義の作成」を参照して下さい。
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