Apcoordinator ユーザーズガイド
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付録C 旧バージョンとの互換情報(update)

C.3 SOAPサーバアプリケーション

■Apcoordinator V5.0L10で作成したInterstage Application Server上で動作するSOAPサーバアプリケーションを移行する場合

Apcoordinator V5.0L10で作成したInterstage Application Server上で動作するSOAPサーバアプリケーションを移行する場合、次の2通りの方法があります。
・アプリケーションの再配備
機能拡張を行わない場合はこちらの方法を使用してください。
・サービスクラスの変更
機能拡張を行う場合や、アプリケーションを再コンパイルする場合は、こちらの方法を使用してください。

・アプリケーションの再配備

Apcoordinator V5.0L10で作成されたSOAPサーバアプリケーションを使用するためには、作成したサービスをSOAPサーバに再配備する必要があります。 "Interstage Application Server SOAPサービス ユーザーズガイド"を参照して、Webサービス・コンテナを作成してください。

次に、以下のフォーマットでWebサービス情報ファイルを作成してください。また、アプリケーションのライフサイクルについてはオブジェクトのライフサイクル を参照してください。

<deployment name="[任意の名前を記述してください]" xmlns="urn:xmlns-fujitsu-com:soapx-wsdd-2002-10"
            xmlns:java="urn:xmlns-fujitsu-com:soapx-wsdd-providers-java-2002-10">
  <transport name="http">
    <requestFlow>
      <handler type="URLMapper"/>
      <handler type="java:com.fujitsu.interstage.soapx.handlers.http.HTTPAuthHandler"/>
      <handler type="java:com.fujitsu.interstage.soapx.handlers.SingleServiceMapper">
        <parameter name="target" value="[サービス名]"/>
      </handler>
    </requestFlow>
  </transport>
  <service name="[サービス名]" provider="java:MSG">
    <parameter name="className" value="[サービスクラス名]"/>
    <parameter name="methodName" value="receive"/>
    <parameter name="scope" value="[スコープを記述してください]"/>
  </service>
</deployment>
次に、 Webサービス情報をSOAPサーバに登録します。Webサービス情報の登録にはsoapmodifyddコマンドを使用します。次に使用例を記述します。
soapmodifyddコマンドの詳細は"Interstage Application Server SOAPサービス ユーザーズガイド"を参照してください。
soapmodifydd  -set -url http://[ホスト名]:12000/soap_admin/servlet/WSContainer deploy.wsdd
最後に、クライアントからWebサービスを呼び出す際のURLを次のように変更してください。
http://[ホスト名]/[Webサービス・コンテナ名]/services/[サービス名]

・サービスクラスの変更

Interstage Application Server V5.0L20以降で提供される新機能を使用する場合は、サービスクラスを次のように修正する必要があります。

// 下記のインポートをコメントアウトしてください。
//import com.fujitsu.interstage.soap.Message;
//import com.fujitsu.interstage.soap.server.RequestInfo;

// 下記のインポートを追加してください。
import com.fujitsu.uji.soap.service.JAXMService;

import com.fujitsu.uji.Properties;

// サービスクラスの継承元をcom.fujitsu.uji.soap.service.JAXMServiceに変更してください。
public class MyService extends com.fujitsu.uji.soap.service.JAXMService {

  // receiveメソッドをコメントアウトしてください。
  //public Message receive(Message reqMessage, RequestInfo reqInfo) throws Exception{
  //  return ((Message)super.receive(reqMessage, reqInfo));
  //}

  public Properties getInitParameters(){
    Properties p = new Properties();
    p.setProperty("factory", "sample.SoapFactory");
    return p;
  }
}

移行したSOAPサーバアプリケーションの実行環境の設定については、SOAPサーバアプリケーションの実行環境の設定を参照してください。

最後に、クライアントからWebサービスを呼び出す際のURLを次のように変更してください。
http://[ホスト名]/[Webサービス・コンテナ名]/services/[サービス名]

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