Apcoordinator ユーザーズガイド
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第5部 Webサービスの開発> 第28章 SOAPサーバアプリケーションの開発

28.3 サービスクラスの開発

サービスクラスとは、SOAPサーバアプリケーションとして公開するクラスです。
SOAPサーバアプリケーションに必ず1つ必要です。

SOAPクライアントからSOAPサーバアプリケーションが呼び出されると、SOAPサーバはサービスクラスを呼び出します。

サービスクラスは、Apcoordinatorを呼び出し、Apcoordinatorがビジネスクラスを呼び出します。
サービスクラスの役割
サービスクラスは次の手順で作成します。

1) Apcoordinatorが提供しているクラスを継承してサービスクラスを作成します。継承するクラスは使用するSOAPライブラリの種類によって異なります。 Interstageを使用する場合はcom.fujitsu.uji.soap.service.JAXMServiceを、Apacheを使用する場合はcom.fujitsu.uji.soap.service.SOAPServiceクラスを継承してください。

// Interstageを使用する場合の使用例
public class MyService extends com.fujitsu.uji.soap.service.JAXMService {
}


2) getInitParametersメソッドを必要に応じてオーバーライドします。
getInitParametersには、Apcoordinatorの動作に必要な初期化パラメタを指定します。
指定することができる主なパラメタは次の通りです.


import java.util.Properties;

public class MyService extends com.fujitsu.uji.soap.service.JAXMService {
  
  public Properties getInitParameters(){
    Properties p = new Properties();
    p.setProperty("factory", "sample.SoapFactory");
    p.setProperty("commandMap", "/SOAP-INF/commands.map");
    return p;
  }
}

注意
複数のSOAPサーバアプリケーションを作成する場合、コマンドマップの格納フォルダとファイル名はサーバ内で一意としてください。

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