Apcoordinator ユーザーズガイド
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第4部 EJBアプリケーションの開発> 第26章 Apworksを使ったセションBeanの開発

26.2 コンポーネントデザイナの場合

Apworksでは、Apcoordinatorで作成するセションBeanの構築とデバッグが可能です。また、効率的に開発するウィザード機能を提供しています。実際の使用例はチュートリアルを参照してください。

■プロジェクトの作成

コンポーネントデザイナでApcoordinatorによるセションBeanを開発するには、Enterprise JavaBeansプロジェクトを定義し、Enterprise Beanソース(Apcoordinator)ウィザードを使用します。このウィザードは以下の機能を提供します。

プロジェクトの初期状態では、セションBeanの開発に必須のJARファイルであるuji.jarとujiejb.jarがクラスパスに設定されています。 それ以外のApcoordinatorのJARファイルについては、必要に応じてプロジェクトのクラスパスに追加してください。クラスパスの変更はプロジェクトのプロパティの画面で行います。

■ファイルの作成

以下のファイルはウィザードを使用して作成できます。

・データBean
データBean作成ウィザードでは、データBeanのプロパティ名と型を入力することで、データBeanを作成することができます。
・ビジネスクラス
ビジネスクラス作成ウィザードでは、入力データの型とコマンド名を入力することで、ビジネスクラスにメソッドを追加し、コマンドマップを更新します。
・リモートマップ
リモートマップ作成ウィザードは、リモートマップのテンプレートを作成します。
・データBean変換マップ
データBean変換マップ作成ウィザードは、データBean変換マップのテンプレートを作成します。

■デプロイメント記述の編集

deployment descriptorファイル編集で、エンタープライズBean環境やトランザクション属性などデプロイメント記述の編集が可能です。

deployment descriptorファイル編集

■関係定義チェック

コマンドマップに記述したクラスの存在確認をします。コマンドマップを手作業で編集した場合に有効です

■ejb-jarファイルの作成

構築時にejb-jarファイルが自動的に作成されます。

■デバッグ

InterstageのEJBコンテナ上でセションBeanをデバッグ実行することができます。また、Apcoordinatorが提供するセションBeanのローカル呼び出し機能を使用して、テスト用クライアントプログラムを作成することにより、ローカルマシン上でデバッグ実行することも可能です。

■配備

EJBの配備にはInterstage管理コンソールを使用します。 配備方法の概略については、Interstage使用時のセションBeanの環境設定を参照してください。


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