Apcoordinator ユーザーズガイド
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第3部 Webアプリケーションの開発> 第15章 UJIタグを使ったプログラミング> 15.3 クライアントスクリプト

15.3.2 クライアントスクリプトの使用方法

クライアントスクリプトの使用方法について説明します。タグの詳細については、UJIタグリファレンスを参照してください。
1) INPUTタグ、FORMタグをWebcoordinatorのタグに置換する。
クライアントスクリプトの記述対象とするINPUTタグ、およびそれを含むFORMタグを、uji:inputタグ、uji:formタグに置換します。 INPUTタグ内でvalueをuji:getPropertyタグを利用して設定している場合は、以下のように書き換えます。

<INPUT name="someinput" value="<uji:getProperty name='body' property='prop' />" >
  ↓
<uji:input name="someinput" bean="body" property="prop" ></uji:input>

ポイント
uji:getPropertyに限らず、拡張タグのアトリビュートには拡張タグ、JSPタグを記述することはできません。
uji:formタグには、フォームの名前を設定する必要があります。

<FORM method="post"> .... </FORM>
  ↓
<uji:form method="post" name="someform"> .... </uji:form>

2) uji:validateまたはuji:actionタグを記述する。
uji:inputタグの内容として、uji:validateまたはuji:actionタグを記述します。 uji:validateタグは予め準備された数種のチェック機能を備えています。 uji:actionタグはチェック内容を自由に記述します。 これらのチェックは1つの項目に複数記述することが可能です。

  <uji:input name="someinput">
     <uji:validate event="blur" type="int" minInclusive="10" maxInclusive="20" >
        window.status="入力項目には10〜20の整数を指定せよ";
        target.focus();
     </uji:validate>
     <uji:action event="..submit">
        if(target.value == 15) {
            window.status="この場合15は指定できない";
            target.focus();
            return false;
        }
     </uji:action>
  </uji:input>

eventアトリビュートには、チェックの契機を指定します。HTML組み込みイベントをカンマで区切って指定します。なお、submitとresetはフォームのイベントのため、"..submit""..reset"のように指定します。 よく使うイベントには以下のものがあります。
イベント名意味
blurINPUT項目がフォーカスを失った
submitフォームの送信ボタンが押された
resetフォームのリセットボタンが押された
3) エラー処理のJavaScriptを記述する。
uji:validateタグ、uji:actionタグの中では、inputのオブジェクトをtargetという変数名で参照できます。これを利用してJavaScriptを記述します。

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