Apcoordinator ユーザーズガイド
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目次
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13.2 Webcoordinatorの特長
Webcoordinatorフレームワークには以下の特長があります。
■部品化の支援
ビジネスアプリケーションには、定型的な項目を使用する場合が多くあります。
Webcoordinatorでは、これらの定型部分を入出力ページとして部品化することを支援する以下の特長があります。
- 画面を実行時に動的に結合します。
- Webcoordinatorは実行時に複数の入出力ページを動的に結合します。動的に結合するため、ある入出力ページを変更しても他の入出力ページには影響がありません。
- データを集約した開発ができます。
- 同じデータについては、画面毎にデータを持つ必要はなく、同じデータBean、同じビジネスクラスを使用します。
- データやロジックを含めた形で部品化ができます。
- Webcoordinatorでは、入出力ページ、データBean、ビジネスクラスの3つの要素を含めた形の部品化に対応しています。部品を利用する側の処理が簡単になります。
- 繰り返し構造をサポートする画面部品タグを提供します。
- 画面部品タグでは表、ツリー、リストの3種の繰り返し構造をサポートしています。これらの画面部品を利用することで、画面でのスクリプト記述が不要になり、部品化を容易にします。
- さまざまな粒度の部品を作成することができます。
- 部品の画面サイズやロジックの有無を問わずに部品化ができるため、さまざまな粒度(機能の大きさ)の部品を作成することができます。
■保守性の向上
Webcoordinatorには、保守性を向上する以下の特長があります。
- 画面とビジネスロジックを分離します。
- Webcoordinatorでは、画面とビジネスクラスを分離して作成します。これらはデータBeanを介して疎に連携しているため、画面の変更、ビジネスロジックの変更を互いに影響なく行うことができます。
- データ指向の実装を可能にします。
- WebcoordinatorのデータBeanは、画面とビジネスクラスの間のデータの受渡しをするだけではなく、データを管理する意味があります。データの追加がある場合は、データBeanの名前で検索をすることにより影響範囲を明確にすることができます。
- 部品化を支援します。
- 部品化を行うことで同じ処理を一箇所に集めることができます。これは保守性の向上にも役立ちます。
- 関係定義を外付けとしています。
- 入出力ページ名の解決、メソッド名の解決は、外付けの関係定義ファイルを使って実行しています。これを利用して、関係定義を書き換えることで入出力ページの差し替え、メソッドの差し替えを可能にしています。
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