Apcoordinator ユーザーズガイド
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目次
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13.1 Webcoordinatorとは
Webcoordinatorは、JSP(JavaServer Pages)を拡張することによってWebアプリケーションのフレームワーク(枠組み)を提供します。また、このフレームワークに従ったWebアプリケーションの実行機能を提供します。
Webcoordinatorのフレームワークは、Apcoordinatorに共通のフレームワークであるApcoordinatorコアを含んでいます。
■Webcoordinatorフレームワークによるアプリケーションの分割
WebcoordinatorフレームワークではWebアプリケーションを主に3つの要素に分割します。
- 入出力ページ
- JSPで記述したページです。画面の全体ではなく、画面を分割した一部に対応します。
- データBean
- 画面とロジックの間のデータの受渡しをします。
- ビジネスクラス
- ビジネスロジックを記述します。
Webcoordinatorはこれらの要素の独立性を保ちながら連携させることができます。このため、アプリケーションの部品化を進め、保守性を高めることができます。
■共通JSPインタフェース(UJI: Unified JSP Interface)
Webcoordinatorの機能を呼び出すには、
UJIタグと呼ぶ拡張タグをJSPに記述します。
UJIタグはWebcoordinatorが提供する共通JSPインタフェースを利用するためのタグです。
UJIタグを使用することにより、機能呼出しのための複雑な記述が不要になります。
UJIタグには、以下の種類があります。
- アプリケーションの動作を制御するタグ
- Webブラウザに表示する画面を作成するタグ
- 携帯端末対応アプリケーションの画面を作成するタグ
■Webcoordinatorで提供する機能
Webcoordinatorでは以下の機能を提供します。
- 実行制御機能
- Webcoordinatorフレームワークに従って開発したアプリケーションを実行する機能です。入出力ページ、データBean、ビジネスクラスの各要素を連携させて実行します。
- 画面部品タグ
- 表、ツリー、リストといった画面部品タグを提供します。これらの部品はデータの繰り返しを画面に展開します。
- クライアントスクリプト
- アプリケーションでJavaScriptを記述する場合、記述を統一化します。
- コンポーネントタグ
- HTML画面の見た目を設定したり、記述を簡略化したりすることができます。
23個のタグがあり、フィールドタグ、コレクションタグ、レイアウトタグの3グループに分類されます。
- アプリケーションプログラムインタフェース(API)
- Webcoordinatorの機能を細かく制御する場合に利用するAPIを提供します。
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