Apcoordinator ユーザーズガイド |
目次 |
第2部 Apcoordinatorコアの機能 | > 第11章 バックエンドとの連携 | > 11.1 概要 |
アプリケーションの呼び出し方法には、大きく分けて同期呼び出しと非同期呼び出しの2つの方法があります。
同期による呼び出しを行う場合の構成を図示します。
同期呼び出しでは、呼び出しの要求、復帰と、呼び出しを行ったアプリケーションの実行、終了が同期します。呼び出しを要求するメソッドが復帰すると、アプリケーション処理も終了しています。結果を返すアプリケーションを呼び出した場合には、結果取得メソッドにて処理結果を取得できます。
非同期による呼び出しを行う場合の構成を図示します。
非同期呼び出しでは、呼び出しの要求、復帰と、呼び出しを行ったアプリケーションの実行、終了が必ずしも同じにはなりません。呼び出しの要求を行うと要求メソッドは直ちに復帰します。イベント処理Beanでは、呼び出し要求を受けアプリケーションの実行を行います。
突き放し呼び出しでは、アプリケーションの処理結果や処理の過程で発生する問題をビジネスクラスで受け取ることはできません。また、同期呼び出しと同様に処理結果を取得できます。また、リスナを利用することで結果の通知を受け取ることも可能です。
同期変換による呼び出しを行う場合、同じオブジェクトにより、並行した処理の実行を行うことはできません。
アダプタによる処理結果の取得は、実行したアプリケーションが結果を返す場合にのみ取得することが可能です。
呼び出したアプリケーションの処理結果は、アプリケーションの呼び出し方法により、参照可能となるタイミングが異なります。
目次 |