PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 4.0A20(Linux)
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目次

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第5章 留意事項
PRIMECLUSTER Wizard for Oracleの留意事項について説明します。
■留意事項
- Oracleのデータベースは、共用ディスク上に配置する必要があります。
- 異なったバージョン・レベルの Oracle 製品の混在は、サポート対象外です。サポートするOracle 製品名称等は、“Readme”や“ハンドブック”等を参照してください。
- Oracle をインストールする際に使用するユーザ名、ユーザID、グループ名、グループIDは、全ノードで同一にする必要があります。
- 一台のサーバに複数の ORACLE_HOME を作成する場合は、それぞれ異なるユーザ名で作成してください。
- Oracle インスタンスの監視のため、system ユーザでデータベースに接続します。また、systemユーザのデフォルト表領域を使用してOracleの動作確認を行います。
- Oracle インスタンスの immediate モードによる停止では、DBA ユーザが Oracle インスタンスに接続している場合や、Online Backup を実施している場合に停止に失敗します。この場合は、abort モードで停止を行います。
- abort モードでの停止では、次回起動時に Oracle インスタンスの自動リカバリが実行されます。
- Oracle のアーカイブログファイルについては、ローカルディスクへの配置を可能とします。その場合、Oracle のリカバリが発生した場合には、両系のノードにある Oracle アーカイブログファイルを集結してリカバリ作業を実施します。
- Oracle インスタンスの起動時間、停止時間 はデータベースの規模によって異なります。デフォルトでは Oracle インスタンス起動時間のタイムアウトは10分、停止時間のタイムアウトは3分となっています。また、userApplication の停止コマンド hvshut は独自のタイムアウト時間が設定されています。hvshut コマンドがタイムアウトしても userApplication の停止処理は継続されます。
- PreOnlineScript 等のスクリプトを設定した場合は、exit code と タイムアウト時間に注意してください。
- Oracle インスタンスの起動中にデータベースの異常を検出したとき、データベースの修復処理を自動的に実行します。
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