SafeCLUSTER/HA for Oracle 導入運用手引書 V2.1 |
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SafeCLUSTER/HA for Oracleの留意事項について説明します。
クラスタシステム内での重複(同一のORACLE_SIDやリスナー名)した指定はできません。
ASCIIの英大文字、英小文字、数字、"-"(ハイフン)、"_"(アンダーライン)、"." (ピリオド)、"/"(スラッシュ)、":"(コロン)だけからなる文字列で、先頭の文字はASCIIの英大文字、英小文字、または数字のみ指定できます。
サポート対象のOracleは、V8系以降のOracleとします。それ以外のバージョン・レベルのOracleや異なったバージョン・レベルのOracle製品の混在は、対象外です。サポート対象の製品名称等の詳細については、"インストールガイド"を参照してください。
Oracleは、ネットワークの設定を以下のファイルで行いますが、SafeCLUSTER/HA for Oracle環境で使用する場合には、Oracleのホスト名およびIPアドレスの設定に関連する項目は、全て引き継ぎ対象となる論理IPアドレス(例:11.222.33.44)あるいは/etc/hosts等で定義した論理IPアドレスに対応するホスト名を指定する必要があります。
サーバ環境
$ORACLE_HOME/network/admin/環境下の*.oraファイル
cman.ora, snmp_ro.ora, sqlnet.ora
listener.ora, snmp_rw.ora, tnsnames.ora
クライアント環境
tnsnames.ora
物理IPアドレスまたは、物理IPアドレスに対応するホスト名を記述した場合には、ノード切替え時にクライアントからの接続がエラーとなる場合があります。
Oracle関連の資産については、共用ディスクに配置することが前提となりますが、Oracleのクラッシュ等によりリカバリ(REDOログファイルの適用)が必要な場合に使用するアーカイブログについては、ファイルサイズを考慮してローカルディスクへの配置を可能とします。
その場合、クラッシュ等によりOracleのリカバリが発生した場合には、両系のノードにあるOracleアーカイブファイルを集結してリカバリ作業を開始することが前提となります。
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