SafeCLUSTER/HA for Oracle 導入運用手引書 V2.1
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上へ第2章 環境設定

2.4 SafeCLUSTER/HA for Oracleの環境設定

◆環境設定

SafeCLUSTER/HA for Oracleの環境設定は、任意の1ノード上で行います。環境設定コマンドclorasetupを使用して、SafeCLUSTER上でOracleインスタンスやリスナーを制御するためのクラスタリソースの設定を行います。通常はOracleインスタンスひとつにつき、Oracleインスタンスリソースとリスナーリソースをひとつずつ作成します。

◆環境設定コマンド

環境設定コマンドは、SafeCLUSTERのクラスタリソースの追加、削除、変更を対話形式で行います。環境設定コマンドによって設定した内容は、SafeCLUSTERに設定されると共に、環境設定ファイルに保存されます。環境設定ファイルは、設定を行ったノードからクラスタ運用される各ノードに配布されます。

[コマンド名] /etc/opt/FJSVcluster/bin/clorasetup

環境設定は、対話形式で行います。

メインメニューは次の通りです。

image

環境設定を行う場合、以下の注意点があります。

◆Oracle異常監視モニタのパスワードファイル

Oracle異常監視モニタがOracleに接続する際に用いるsystemユーザのパスワードをデフォルトのmanager以外に変更できます。変更する場合は /etc/opt/FJSVclora/FJSVclorafm.pwd ファイルをエディタ(vi等)を使用して以下の形式で設定してください。(デフォルトのまま運用する場合は設定する必要はありません)


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