SafeCLUSTER/HA for Oracle 導入運用手引書 V2.1
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第2章 環境設定
2.5 状態遷移プロシジャリソースのクラスタサービスへの設定
◆クラスタサービスの設定
Web-Based Admin Viewを使用してクラスタサービスを設定します。クラスタサービスの設定の詳細については"SafeCLUSTER導入運用手引書"を参照してください。
- 運用形態は"Standby"を選択します。
- クラスタサービスを構成するリソースは、上で定義したOracleインスタンスのリソース、リスナーのリソース、引継ぎIPアドレス(論理IPアドレス)のリソース、共有ディスク装置のリソースを選択してください。
- 共有ディスク装置の使用種別は「切替えディスク」を選択してください。
- 運用待機型の場合、クラスタサービスは1つしか定義できませんので、Oracleインスタンスのリソース、リスナーのリソース、使用する共用ディスク装置のリソース、引継ぎネットワーク(論理IPアドレス)のリソースを1つのクラスタサービスに設定してください。
- 相互待機型の場合、クラスタサービスは2つ定義できますので、Oracleインスタンスのリソース、リスナーのリソース、使用する共用ディスク装置のリソース、引継ぎネットワーク(論理IPアドレス)のリソースを2つの組に分けて、それぞれの組を別のクラスタサービスに設定してください。
- N:1運用待機型の場合、クラスタサービスは複数(2つ以上)定義できますので、Oracleインスタンスのリソース、リスナーのリソース、使用する共用ディスク装置のリソース、引継ぎネットワーク(論理IPアドレス)のリソースを複数の組みに分けて、別のクラスタサービスに設定してください。

ライセンス登録について
クラスタサービスを設定する前に、あらかじめSafeCLUSTER/HA for Oracleのライセンスを登録しておいてください。ライセンスの設定方法は、"SafeCLUSTER導入運用手引書"を参照してください。
Oracleインスタンスとリスナーの起動優先度について
Oracleインスタンスリソースの設定でOracle接続文字列を使用する指定をした場合、リスナーリソースが先に起動されるようにしてください。Oracle接続文字列を使用する場合、リスナーが起動されていないと接続に失敗します。

状態遷移プロシジャのリソース削除
削除する状態遷移プロシジャのリソースを含むクラスタサービスの停止、または削除を行った後、SafeCLUSTER/HA for Oracleが提供するclorasetupコマンドを使用してリソースの削除を行ってください。
なお、SafeCLUSTER/HA for Oracleのパッケージをpkgrm(1M)で削除する場合も事前にOracleインスタンスに対応する状態遷移プロシジャのリソースを削除する必要があります。
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