SafeCLUSTER/HA for Oracle 導入運用手引書 V2.1
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上へ第2章 環境設定

2.3 Oracleの環境設定

Oracleのインストール、データベースの作成や環境設定等を行います。Oracleの設定に関する詳細はOracleのマニュアル等を参照してください。

サポート対象のOracleは、V8系以降のOracleとします。それ以外のバージョン・レベルのOracleや異なったバージョン・レベルのOracle製品の混在は、対象外です。サポート対象の製品名称等の詳細については、"インストールガイド"を参照してください。

◆Oracleインストール前作業

◆Oracleのインストール

Oracleのインストールを行います。インストールは各ノードで行い、各ノードのローカルディスクにインストールしてください。各ノードのインストール時の設定は同一にしてください。
インストール時にデータベースを作成する場合、データベースは必ず共用ディスク上に配置してください。また、運用ノードからデータベースを作成した場合は、待機ノードからのインストール時には、データベースの作成は行わず、運用ノードから作成した共用ディスク上のデータベースが起動できるように設定のみ行います。
image“付録C (参考) Oracleのインストール”を参考にしてください。

◆データベースの作成

データベースの作成は運用ノード上からのみ行い、待機ノードでは、運用ノードから作成した共用ディスク上のデータベースを動作させる設定のみ行います。

◆Oracleの環境設定

◆Oracleのデータ

[定義ファイルと設定マトリックス]

image

☆ --- SafeCLUSTER/HA for Oracleでは、独自設定を使用するため本ファイルは使用されません。
○ --- 各ノードにおいて、必ず同一の設定を行う必要があります。
△ --- 各ノードにおいて、可能な限り同じ設定を行う必要があります。
● --- 必ず共用ディスク上に配置する必要があります。
◎ --- 必ず各ノードのローカルディスク上に配置する必要があります。
★ --- Oracleのクラッシュ等によりリカバリ(REDOログファイルの適用)が必要な場合に使用するアーカイブログについては、ファイルサイズを考慮してローカルディスクへの配置を可能とします。その場合、クラッシュ等によりOracleのリカバリが発生した場合には、両系のノードにあるOracleアーカイブファイルを集結してリカバリ作業を開始することが前提となります。
▲ --- ローカル/共用ディスクどちらでも配置することが可能です。

各ノードのローカルディスクに配置するOracle資産は以下のとおりです。

共用ディスク/ローカルディスクのいずれかを選択可能なOracle資産は以下のとおりです。

◆Oracleの動作確認

Oracleの環境設定完了後、“SafeCLUSTERの動作確認”で作成したクラスタサービスを起動した上で、Oracleインスタンスおよび、リスナーを手動で起動し動作確認を行ってください。また、クライアントからの接続ができることを確認してください。動作確認は運用ノード、待機ノードそれぞれで行ってください。


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