PRIMECLUSTER Wizard for NetWorker 4.1 |
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NetWorker サーバ / NetWorker ストレージノード / NetWorker SAN ストレージノードによってテープ装置をクラスタシステム上で共用する場合、動作環境の設定で共用するテープ装置のデバイスパス名を指定する必要があります。
動作環境の設定はclntwparamコマンドを使用します。
clntwparamコマンドの詳細については、“clntwparam−動作環境の設定”を参照してください。
[使用例]
# /etc/opt/FJSVclntw/bin/clntwparam Devices /dev/rmt/0cbn
動作環境を変更する場合は、PRIMECLUSTER Wizard for NetWorkerインストール後、ユーザアプリケーションを起動するまでに行ってください。共用するテープ装置のデバイスパス名を指定せずにユーザアプリケーションを起動した場合、テープライブラリ装置にテープをマウントできない等の現象が発生する場合があります。
ここで指定するデバイスやそのデバイスが使用するSCSIポートを含めて、クラスタシステム内で同一の値となる必要があります。各クラスタノードによって値が異なる場合、クラスタシステムのフェイルオーバが発生した場合、テープ装置が使用できなくなります。
テープライブラリ装置をクラスタで共有する場合には、以下の定義を行う必要があります。
(例)DLT8000を使用したテープ装置の場合
[変更前]
tape-config-list="QUANTUM DLT8000","Quantum DLT8000","QDLT8";
QDLT8 = 1,0x36,0,0x9639,4,0x84,0x85,0x88,0x89,3;
[変更後]
tape-config-list ="QUANTUM DLT8000","Quantum DLT8000","QDLT8";
QDLT8 = 1,0x36,0,0x29639,4,0x84,0x85,0x88,0x89,3;
これらの設定を行うテープライブラリ装置は、NetWorker以外のアプリケーションでは使用しないで下さい。また、複数のNetWorkerサーバからの共有も行えません。バックアップデータの消失が起きる場合があります。
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