Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド
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第4章 クラスタサービスの環境設定手順> 4.5 Interstageの環境設定> 4.5.16 ebXML Message Service を使用する場合

4.5.16.2 ebMS環境の作成

 ebMS環境を作成する手順について説明します。

1) ノード1に ebMS環境を作成

 ノード1に ebMS環境を作成します。作成は通常の環境作成と同様に ebmssetupコマンドを使用して行います。この時クラスタ運用側を意味する -h オプションを指定します。以下に ebmssetupコマンド(運用ノード)の入力例を示します。

 ebmssetup -h -f ebmsdef.txt

 ebmsdef.txt:ebMS環境定義

2) クラスタサービスの切り替え

 クラスタサービスの切り替えを行います。ノード2を運用ノードに、ノード1を待機ノードにします。切り替えが完了したら、運用ノード(ノード2)で共有ディスクがアクセスできることを確認してください。

3) ノード2に ebMS環境を作成

 ノード2に ebMS環境を作成します。作成は通常の環境作成と同様に ebmssetupコマンドを使用して行います。この時クラスタ待機側を意味する -w オプションを指定します。以下に ebmssetupコマンド(待機ノード)の入力例を示します。

 ebmssetup -w -f ebmsdef.txt

 ebmsdef.txt:ebMS環境定義


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