Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド
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4.5.15 Interstage シングル・サインオンを使用する場合
Interstage シングル・サインオンを使用する場合は、事前に“Webサーバ(Interstage HTTP Server)を使用する場合”を参照してWebサーバの設定を行ってください。
また、Webサーバの設定に加えて、別途設定作業が必要になります。手順を以下に説明します。

Interstage シングル・サインオンでは、リポジトリサーバ(リポジトリサーバが複数のマシンで構成されている場合は更新系)のみクラスタシステムに対応しています。
■環境構築方法
1) 運用ノード(ノード1)での構築
- 運用ノード(ノード1)において、Interstage管理コンソールを使用してSSOリポジトリを構築します。SSOリポジトリの構築については“!E64Smart Repositoryを使用する場合”を参照してください。
- 運用ノード(ノード1)において、Interstage管理コンソールを使用してリポジトリサーバを構築します。リポジトリサーバの構築については“シングル・サインオン運用ガイド”の“リポジトリサーバの構築”を参照してください。
- 構築したリポジトリサーバの資源、およびWebサーバ(Interstage HTTP Server)の資源をバックアップします。バックアップについては“Interstage Application Server 運用ガイド”の“資源のバックアップとリストア”を参照してください。
- 構築したSSOリポジトリの資源をバックアップします。バックアップについては“Smart Repository運用ガイド”の“クラスタ環境でのリポジトリ操作手順”を参照してください。
2) 待機ノード(ノード2)での構築
- 運用ノード(ノード1)でバックアップしたSSOリポジトリの資源を、待機ノード(ノード2)にリストアします。リストアについては“Smart Repository運用ガイド”の“クラスタ環境でのリポジトリ操作手順”を参照してください。
- 運用ノード(ノード1)でバックアップしたリポジトリサーバの資源、およびWebサーバ(Interstage HTTP Server)の資源を、待機ノード(ノード2)にリストアします。リストアについては“Interstage Application Server 運用ガイド”の“資源のバックアップとリストア”を参照してください。

- 構築後に運用ノード(ノード1)において、リポジトリサーバの環境設定を変更する場合は、待機ノード(ノード2)においても同様に変更し、リポジトリサーバの環境設定を同一にしてください。
- すでにクラスタシステムとして構成したリポジトリを“SSOリポジトリ”として使用する場合は、待機ノード(ノード2)のInterstage管理コンソールを使用して、[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ] > [環境設定]タブの[適用]ボタンをクリックしてください。
■環境削除方法
- 運用ノード(ノード1)において、Interstage管理コンソールを使用してリポジトリサーバを削除します。
- クラスタサービスの切り替えを行い、待機ノード(ノード2)において、Interstage管理コンソールを使用してリポジトリサーバを削除します。
- 各ノードでSSOリポジトリを削除してください。SSOリポジトリの削除については“Smart Repository運用ガイド”の“クラスタ環境でのリポジトリ操作手順”を参照してください。

削除手順を誤った場合、クラスタサービスの切り替えに失敗する可能性があります。
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