Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド
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第4章 クラスタサービスの環境設定手順> 4.5 Interstageの環境設定

4.5.15 Interstage シングル・サインオンを使用する場合

 Interstage シングル・サインオンを使用する場合は、事前に“Webサーバ(Interstage HTTP Server)を使用する場合”を参照してWebサーバの設定を行ってください。
 また、Webサーバの設定に加えて、別途設定作業が必要になります。手順を以下に説明します。


 Interstage シングル・サインオンでは、リポジトリサーバ(リポジトリサーバが複数のマシンで構成されている場合は更新系)のみクラスタシステムに対応しています。

■環境構築方法

1) 運用ノード(ノード1)での構築

  1. 運用ノード(ノード1)において、Interstage管理コンソールを使用してSSOリポジトリを構築します。SSOリポジトリの構築については“!E64Smart Repositoryを使用する場合”を参照してください。
  2. 運用ノード(ノード1)において、Interstage管理コンソールを使用してリポジトリサーバを構築します。リポジトリサーバの構築については“シングル・サインオン運用ガイド”の“リポジトリサーバの構築”を参照してください。
  3. 構築したリポジトリサーバの資源、およびWebサーバ(Interstage HTTP Server)の資源をバックアップします。バックアップについては“Interstage Application Server 運用ガイド”の“資源のバックアップとリストア”を参照してください。
  4. 構築したSSOリポジトリの資源をバックアップします。バックアップについては“Smart Repository運用ガイド”の“クラスタ環境でのリポジトリ操作手順”を参照してください。

2) 待機ノード(ノード2)での構築

  1. 運用ノード(ノード1)でバックアップしたSSOリポジトリの資源を、待機ノード(ノード2)にリストアします。リストアについては“Smart Repository運用ガイド”の“クラスタ環境でのリポジトリ操作手順”を参照してください。
  2. 運用ノード(ノード1)でバックアップしたリポジトリサーバの資源、およびWebサーバ(Interstage HTTP Server)の資源を、待機ノード(ノード2)にリストアします。リストアについては“Interstage Application Server 運用ガイド”の“資源のバックアップとリストア”を参照してください。

■環境削除方法

  1. 運用ノード(ノード1)において、Interstage管理コンソールを使用してリポジトリサーバを削除します。
  2. クラスタサービスの切り替えを行い、待機ノード(ノード2)において、Interstage管理コンソールを使用してリポジトリサーバを削除します。
  3. 各ノードでSSOリポジトリを削除してください。SSOリポジトリの削除については“Smart Repository運用ガイド”の“クラスタ環境でのリポジトリ操作手順”を参照してください。


 削除手順を誤った場合、クラスタサービスの切り替えに失敗する可能性があります。


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