Interstage Application Server 移行ガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第4章 Interstage Application Server V5からの移行

4.5 Interstage JMSの移行

 Interstage JMSは、以下の製品で利用可能です。

 ここでは、V5のInterstage JMSの移行時の注意事項について説明します。

■V7.0のアプリケーションとV5のアプリケーションを混在して運用する場合

 V7.0の送信用アプリケーションからV5の受信用アプリケーションに対してメッセージを送信することはできません。本運用を行った場合、V5のアプリケーションにおいてエラーメッセージjms2510が出力されて、異常終了してしまいます。
 V7.0の送信用アプリケーションからV5の受信用アプリケーションに対してメッセージを送信する場合は、V7.0のシステムで環境変数JMS_RECEIVER_VERSION_LOWERに“ON”を設定してください。

■EJBのMessage-driven Bean使用時の接続コンシューマ数について

 Interstage V7.0では、EJBのMessage-driven Beanを使用している場合、イベントチャネルの接続コンシューマ数に以下の値が加算されます。

■イベントサービスの注意事項について

 Interstage JMSを移行する場合、イベントサービス運用コマンド(essetup、esunsetup、esstartchnl)の使用について注意すべき点があります。“イベントサービスの移行”を参照して確認してください。

■メッセージの出力について


 V7.0において、日本語環境でシステムログに出力されるメッセージを日本語から英語に変更しています。

 V6.0以降において、日本語環境でシステムログに出力されるメッセージを日本語から英語に変更しています。
 以前のバージョン・レベルと同様、日本語のメッセージを出力したい場合は、以下のJava(TM)VMのシステムプロパティに設定を行ってください。

プロパティ名

プロパティ値

com.fujitsu.interstage.jms.message_format

“V5”を指定します。
V5を指定した場合、日本語のメッセージが出力されます。
注)UTF-8環境の場合、“V5”は指定できません。

 プロパティ値が誤っている場合は、V6.0以降の形式でメッセージが出力されます。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2005