Interstage Application Server 移行ガイド |
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第4章 Interstage Application Server V5からの移行 |
ここでは、以下のWebサーバ(Interstage HTTP Server)の移行手順、および移行時の注意事項について説明します。
【V5.0からV5.1以降へ移行する場合の移行手順】
【V5.xからV7.0へ移行する場合の移行手順】
【V5.xからV7.0へ移行する場合の注意事項】
Interstage V5.0で使用していたユーザPIN管理ファイルをV5.1以降で使用する場合は、ihsregistupinコマンドを再度実行してください。オプション/パラメタは、Interstage V5.0の設定時と同じ“ユーザPIN管理ファイル”および“秘密鍵管理環境のスロット情報ディレクトリ”を指定してください。
ihsregistupin -f C:\ihs\upinfile -d C:\ihs\slotdir |
V7.0においてInterstage管理コンソールを使用してSSL環境を再構築する場合は、本作業を行う必要はありません。
V5.xでバックアップ・移出を行った資源を、V7でリストア・移入を行う場合、ihsrestoreコマンドを使用することはできません。以下の手順でリストア・移入を行ってください。
Interstage HTTP Serverの環境定義ファイル パスワードファイル(任意) |
Interstage HTTP Serverの環境定義ファイル パスワードファイル(任意) |
バックアップ先パスがX:\Backup\IHSの場合の操作例を以下に示します。
1. 以下のどちらかの方法でInterstage HTTP Serverを停止します。 2. copyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、バックアップ用ディレクトリのInterstage HTTP Server資源をもとのディレクトリにコピーします。 <以降、移入時のみ> 4. Interstage HTTP Serverの環境定義ファイル(httpd.conf)において、移出元と移入先でポート番号の設定が異なる場合は、ポート番号を設定しているディレクティブに移入先のポート番号を設定します。 |
バックアップ先パスが/backup/FJSVihsの場合の操作例を以下に示します。
1. 以下のどちらかの方法でInterstage HTTP Serverを停止します。 2. cpコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリのInterstage HTTP Server資源をもとのディレクトリにコピーします。 <以降、移入時のみ> 4. Interstage HTTP Serverの環境定義ファイル(httpd.conf)において、移出元と移入先でポート番号の設定が異なる場合は、ポート番号を設定しているディレクティブに移入先のポート番号を設定します。 |
注)ユーザ認証のため、htpasswdコマンドでパスワードファイルを作成した場合、パスワードファイルをhttpd.confファイルのAuthUserFileディレクティブに指定したパスワードファイルの格納先にコピーします。
V7.0では、ihsrlogコマンドの処理において、以下のような変更があります。
V7.0において、V5.xと同様の設定を行う場合は、ihsrlogコマンドを指定する際に、-cオプションを指定してください。-cオプションの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“ihsrlog”を参照してください。
V5.xでは、ihsrlogコマンドのローテーション機能は、Interstage HTTP Serverの起動から停止までの間だけ有効でした。したがって、再起動した場合は、前回の起動中に作成されたログファイルは削除の対象とならないため、不要であれば手動で削除する必要がありました。
V7.0では、ihsrlogコマンドのローテーション機能は、Interstage HTTP Serverの起動・停止にかかわらず、すべてのファイルに対して有効となります。したがって、再起動した場合でも、前回の起動中に作成されたログファイルを含めて、最も古いログファイルから削除されます。
V5.xでは、ihsrlogコマンドで出力されるログファイルの形式は、以下のようになりました。
V7.0では、ihsrlogコマンドで出力されるログファイルの形式は、以下のようになります。
V7.0では、保守用ログの処理において、以下のような変更があります。
V5.xでは、保守用ログのローテーション機能は、Interstage HTTP Serverの起動から停止までの間だけ有効でした。したがって、再起動した場合は、前回の起動中に作成されたログファイルは削除の対象とならないため、不要であれば手動で削除する必要がありました。
V7.0では、保守用ログのローテーション機能は、Interstage HTTP Serverの起動・停止にかかわらず、すべてのファイルに対して有効となります。したがって、再起動した場合でも、前回の起動中に作成されたログファイルを含めて、最も古いログファイルから削除されます。
V5.xでは、保守用ログファイルは、“tracelog”に、常にファイルの作成日時を付加して出力されました。
V7.0では、保守用ログファイルは、以下のように出力されます。
V7.0では、環境定義ファイル(httpd.conf)のディレクティブの初期値が変更になっています。変更内容については、“Webサーバ(Interstage HTTP Server)の資源”を参照してください。
V7.0では、RCプロシジャ名が以下のファイル名に変更されています。
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