Interstage Application Server メッセージ集
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第4部 ログファイルに出力されるメッセージ> 第50章 シングル・サインオンが出力するログメッセージ> 50.1 シングル・サインオンのアクセスログ> 50.1.2 認証サーバのアクセスログ

50.1.2.1 認証サーバのアクセスログの補足情報

◆処理結果がfailedの場合に出力される補足情報

Already authenticated.

[意味]
 以下の原因が考えられます。

[ユーザの対処]

Authentication by certificate is required.

[意味]
 証明書による認証が必要です。以下の原因が考えられます。

[ユーザの対処]
 以下の対処を行ってください。

注1)[認証に使用する属性]については、Interstage管理コンソールの[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [認証サーバ] > [環境設定]タブの[詳細設定[表示]]をクリックし、[証明書認証の動作]を参照してください。
注2)SSOリポジトリへのユーザ情報の登録については、“シングル・サインオン運用ガイド”の“環境構築(SSO管理者編)”−“リポジトリサーバの構築”−“SSOリポジトリへのユーザ情報、ロール定義の登録”を参照してください。
注3)V5.xより本バージョンに移行した場合、認証サーバの定義ファイルの「certificate-identification」が“YES”に設定されている可能性があります。本設定が“YES”の場合、利用者が提示した証明書とSSOリポジトリに登録されている証明書の比較が行われます。

Authentication by ID and password is required.

[意味]
 パスワード認証が必要です。以下の原因が考えられます。

[ユーザの対処]
 利用者が正しい証明書、またはユーザID/パスワードを指定しているにも関わらず本メッセージが出力される場合は、以下の対処を行ってください。

注1)[認証に使用する属性]については、Interstage管理コンソールの[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [認証サーバ] > [環境設定]タブの[詳細設定[表示]]をクリックし、[証明書認証の動作]を参照してください。
注2)V5.xより本バージョンに移行した場合、リポジトリサーバの定義ファイルの「alternative-uid-attribute」に“uid”以外の属性名が設定されている可能性があります。本設定が“uid”以外の場合、設定されている属性名が利用者の識別情報として使用されます。
注3)[ユーザ情報の登録先エントリ]については、Interstage管理コンソールの[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ] > [環境設定]タブの[詳細設定[表示]]をクリックし、[リポジトリ]を参照してください。
注4)SSOリポジトリへのユーザ情報の登録については、“シングル・サインオン運用ガイド”の“環境構築(SSO管理者編)”−“リポジトリサーバの構築”−“SSOリポジトリへのユーザ情報、ロール定義の登録”を参照してください。
注5)V5.xより本バージョンに移行した場合、認証サーバの定義ファイルの「certificate-identification」が“YES”に設定されている可能性があります。本設定が“YES”の場合、利用者が提示した証明書とSSOリポジトリに登録されている証明書の比較が行われます。

Authentication is processing.

[意味]
 ブラウザにフォーム認証ページが表示されてから認証操作が終了するまでの間に、保護リソースにアクセスを行いました。

[ユーザの対処]

Authentication required.

[意味]
 Interstage シングル・サインオンの業務サーバからの再認証要求を受け付けました。

[ユーザの対処]
 ユーザID/パスワードを入力して、再認証を行ってください。

Authentication type mismatch.(no certificate)

[意味]
 認証方式が一致していません。以下の原因が考えられます。

[ユーザの対処]
 SSOリポジトリに設定したユーザ情報の認証方式と利用者が行った認証方式を確認し、証明書による認証を行ってください。(注1)

注1)利用者の認証方式については、SSOリポジトリのユーザ情報に設定した「ssoAuthType」(認証方式)を確認してください。

Authentication type mismatch.(no user's ID/password)

[意味]
 SSOリポジトリのユーザ情報に設定した認証方式にはパスワード認証が必要ですが、利用者からユーザ名/パスワードが提示されませんでした。

[ユーザの対処]
 SSOリポジトリに設定したユーザ情報の認証方式と利用者が行った認証方式を確認し、パスワード認証を行ってください。(注1)(注2)

注1)利用者の認証方式については、SSOリポジトリのユーザ情報に設定した「ssoAuthType」(認証方式)を確認してください。
注2)SSOリポジトリのユーザ情報に設定した「ssoAuthType」が“basicAuthAndCertAuth”の場合には、必ず当メッセージがアクセスログに記録されます。ユーザの対処は必要ありません。

Credential can not be decrypted.

[意味]
 認証情報の復号に失敗しました。以下の原因が考えられます。

[ユーザの対処]
 以下の対処を行ってください。

注1)[認証基盤の情報]については、Interstage管理コンソールの[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [業務システム] > [業務システム名] > [環境設定]タブの[詳細設定[表示]]をクリックし、[認証基盤の情報]の[URL]を参照してください。
注2)業務サーバの再構築については、Interstage管理コンソールの[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [業務システム] > [一覧]タブにより業務サーバを削除してから、[業務サーバの追加]タブにより業務サーバを追加してください。

Credential is invalid.

[意味]
 認証情報は有効ではありません。

[ユーザの対処]
 ユーザID/パスワードを入力して、再認証を行ってください。

Error is in user information.

[意味]
 SSOリポジトリのユーザ情報に規定外の値が登録されています。

[ユーザの対処]
 SSOリポジトリのユーザ情報の値を確認してください。

Internal error.

[意味]
 内部異常が発生しました。

[ユーザの対処]
 システムのログが出力されますので、メッセージに対する[ユーザの対処]を参考に対処を行ってください。

Internal error occurred in repository server.

[意味]
 Interstage シングル・サインオンのリポジトリサーバで内部異常が発生しました。

[ユーザの対処]
 アクセスログの「リポジトリサーバのIPアドレス」で表示されたInterstage シングル・サインオンのリポジトリサーバのアクセスログおよびシステムのログを参照して、必要な対処を行ってください。

No entry for reference into certificate.

[意味]
 証明書に利用者を特定する情報が含まれていません。

[ユーザの対処]
 認証サーバで設定した[認証に使用する属性]が証明書に含まれているかを確認してください。(注1)
 
証明書に[認証に使用する属性]が含まれていない場合、必要であれば、利用者に証明書の再取得を依頼してください。

注1)[認証に使用する属性]については、Interstage管理コンソールの[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [認証サーバ] > [環境設定]タブの[詳細設定[表示]]をクリックし、[証明書認証の動作]を参照してください。

Reload detected.

[意味]
 以下の原因が考えられます。

[ユーザの対処]
 以下の対処を行ってください。

Time limit of credential is over.

[意味]
 以下の原因が考えられます。

[ユーザの対処]
 以下の対処を行ってください。

注1)利用者の有効期間の確認、変更については、“シングル・サインオン運用ガイド”の“運用・保守”−“利用者に関する操作”−“利用者の有効期間の確認、変更”を参照してください。

User entry can not be specified.

[意味]
 SSOリポジトリのユーザ情報を特定できません。以下の原因が考えられます。

[ユーザの対処]
 以下の対処を行ってください。

注1)SSOリポジトリへのユーザ情報の登録については、“シングル・サインオン運用ガイド”の“環境構築(SSO管理者編)”−“リポジトリサーバの構築”−“SSOリポジトリへのユーザ情報、ロール定義の登録”を参照してください。
注2)
V5.xより本バージョンに移行した場合、リポジトリサーバの定義ファイルの「alternative-uid-attribute」に“uid”以外の属性名が設定されている可能性があります。本設定が“uid”以外の場合、設定されている属性名が利用者の識別情報として使用されます。
注3)[認証に使用する属性]については、Interstage管理コンソールの[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [認証サーバ] > [環境設定]タブの[詳細設定[表示]]をクリックし、[証明書認証の動作]を参照してください。

User is invalid.

[意味]
 利用者の認証を試みた日時が、SSOリポジトリに登録されているユーザ情報の有効期間の開始前であるか、有効期間を過ぎています。

[ユーザの対処]
 SSOリポジトリのユーザ情報に設定した有効期間を確認してください。必要であれば利用者を特定し、有効期間を変更してください。(注1)

注1)利用者の有効期間の確認、変更については、“シングル・サインオン運用ガイド”の“運用・保守”−“利用者に関する操作”−“利用者の有効期間の確認、変更”を参照してください。

User's certificate is revoked.

[意味]
 証明書が失効しています。

[ユーザの対処]
 SSO管理者は、ユーザ識別情報を元に失効した証明書の所有者である利用者を特定し、必要に応じて、以下の対処を行ってください。

  1. 利用者の証明書を再取得します。
  2. 取得した利用者の証明書を、SSOリポジトリに登録します。
  3. 新たに取得した証明書を利用者に渡し、利用者のWebブラウザに登録するよう指示します。

User's certificate not supported.

[意味]
 証明書の形式に誤りがあります。

[ユーザの対処]
 アクセスログの「クライアントのIPアドレス」をもとに対象の利用者を特定し、正しい証明書であるかを確認してください。

User's ID/password and certificate do not exist.

[意味]
 ユーザID/パスワードおよび証明書がありません。
 認証操作を中止した場合や、ユーザID/パスワード、証明書の提示がなかった場合に出力されます。
 パスワード認証の場合、ブラウザが認証サーバに一度アクセスしてからユーザID/パスワードの入力を促します。このときも本メッセージが出力されます。
 また、JAAS(シングル・サインオンJavaAPI)を使用したアプリケーションがユーザID/パスワードを送信する前に行う、認証サーバ確認のアクセスを受け付けた場合にも本メッセージが出力されます。

[ユーザの対処]
 正しいユーザID/パスワードを指定してください。または、証明書認証が必要であるため、正しい証明書を提示してください。
 業務サーバのIPアドレスとして“SSO-JavaAPI”という文字列が記録されている場合は、続けて認証のためのアクセスが記録されます。認証のためのアクセスが記録されていない場合は、対象のJAASを使用したアプリケーションに問題が発生したと考えられます。クライアントのIPアドレスとして記録された業務サーバの業務サーバ管理者に、調査を依頼してください。

User was already locked.

[意味]
 利用者はロックされています。

[ユーザの対処]
 ロック状態の利用者が認証を要求しました。利用者に確認し、必要に応じてロックを解除してください。ロックの解除については“シングル・サインオン運用ガイド”の“運用・保守”−“利用者に関する操作”−“ロックアウトの解除”を参照してください。

User was locked.

[意味]
 利用者はロックされました。

[ユーザの対処]
 Interstage シングル・サインオンのリポジトリサーバのシステムのログを参照して、メッセージに対する[ユーザの対処]を参考に対処を行ってください。

Violation request of specification.

[意味]
 不正な要求を受け付けました。

[ユーザの対処]
 システムのログが出力されますので、メッセージに対する[ユーザの対処]を参考に対処を行ってください。

◆処理結果がsucceededの場合に出力される補足情報

Authentication required.

[意味]
 Interstage シングル・サインオンの業務サーバからの再認証要求を受け付けたため、再認証を行いました。

Credential can not be decrypted.

[意味]
 認証情報の復号に失敗したため、認証情報を再作成しました。

[ユーザの対処]
 異なるサービスIDを使用するInterstage シングル・サインオンの認証サーバが存在していないかを確認してください。

Credential is invalid.

[意味]
 認証情報が有効ではなかったため、再認証を行いました。

Credential is valid.

[意味]
 認証情報は有効でした。

Time limit of credential is over.

[意味]
 以下の原因が考えられます。


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