Interstage Application Server メッセージ集
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第2部 メッセージラベルのあるメッセージ> 第23章 メッセージ番号がtdで始まるメッセージ> 23.1 td11000番台のメッセージ

23.1.42 td11044

TD: WARNING: td11044:The request delayed due to the message queue shortage(%s)

TD: 警告: td11044: メッセージキューが不足しているため処理が遅延しています(%s)

[可変情報]
 %s:送信待ちのメッセージキューID

[意味]
 システムのIPC資源(メッセージキュー)が不足しているため、処理が遅延しています。

[システムの処理]
 システムのIPC資源(メッセージキュー)不足が解消されて使用可能になるまで、リトライします。

[ユーザの対処]


 ipcs -aq コマンドでシステムのIPC資源(メッセージキュー)の状態を調べてください。
 QNUMフィールドの値が0以外のメッセージキューに、メッセージが滞留しています。CBYTES フィールドの値が滞留しているバイト数です。システム全体で滞留できるメッセージキューの数は、/etc/systemファイルで指定したmsginfo_msgtqlの値です。QNUMフィールドの合計値が、msginfo_msgtqlの値と等しい場合には、メッセージキューの見積もりが不足している可能性があります。
 また、1つのメッセージキューに滞留できる複数メッセージの総バイト数は、/etc/system ファイルで指定した msginfo_msgmnb の値です。この値が、CBYTESフィールドの値に近い場合にも、メッセージキューの見積もり不足の可能性があります。
 システムのIPC資源(メッセージキュー)を使用するアプリケーションを調査し、“チューニングガイド"の“5.1.2 コンポーネントトランザクションサービスのシステム環境の設定"を参照して、システムのIPC資源の見積もりを確認してください。見積もりの結果、システムのIPC資源(メッセージキュー)が不足している場合には、/etc/systemファイルのmsginfo_msgtql および msginfo_msgmnb の値を増やしてマシンを再起動してください。IPC資源の見積もり値に問題がない場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。

 ipcs -q コマンドでシステムのIPC資源(メッセージキュー)の状態を調べてください。
 メッセージ数が0以外のメッセージキューに、メッセージが滞留しています。「使用バイト数」フィールドの値が滞留しているバイト数です。1つのメッセージキューに滞留できる複数メッセージの総バイト数は、/etc/sysctl.confファイルで指定した kernel.msgmnbの値(この値はipcs -qlコマンドでも表示される)です。この値が、「使用バイト数」フィールドの値に近い場合には、メッセージキューの見積もり不足の可能性があります。
 システムのIPC資源(メッセージキュー)を使用するアプリケーションを調査し、“チューニングガイド"の“5.1.2 コンポーネントトランザクションサービスのシステム環境の設定"を参照して、システムのIPC資源の見積もりを確認してください。見積もりの結果、システムのIPC資源(メッセージキュー)が不足している場合には、/etc/sysctl.confファイルのkernel.msgmnb値を増やしてマシンを再起動するか、sysctlコマンドで変更してください。IPC資源の見積もり値に問題がない場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。


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