Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
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付録A 旧バージョン互換コマンド

A.14 InterfaceRep_Cache_s

名前

 InterfaceRep_Cache_s − インタフェースリポジトリサービスの起動(標準インタフェース用)

形式


 InterfaceRep_Cache_s [-M system]

機能説明

 InterfaceRep_Cache_sコマンドは、標準インタフェース用のインタフェースリポジトリサービスを開始します。
 インタフェースリポジトリサービスを起動する場合、あらかじめCORBAサービスを起動しておく必要があります。

 以下に、本コマンドのオプションと引数を説明します。

-M system

 拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
 本オプションは、以下の製品で指定可能です。
 − Interstage Application Server Enterprise Edition

注意事項

メッセージ

 以下に、起動時に表示されるメッセージと意味を示します。

(何も表示されない)
[正常時]
 データベースにローディングするインタフェース情報が登録されていません。
 インタフェースリポジトリキャッシュサーバは起動されました。
Nowloading
[正常時]
 インタフェースリポジトリキャッシュサーバが起動されました。登録されているインタフェース情報をデータベースからメモリ上へローディング中です。
Completely loaded
[正常時][異常時]
 インタフェース情報のローディング処理が終了しました。なお、本メッセージは、ローディング処理に失敗した場合も表示されます。
InterfaceRepository_Err ObjectFile might not be working normally.Please confirm ObjectFile environment
[異常時]
 ローディングに失敗した状態でキャッシュサーバが起動されました。以下の原因が考えられます。
 ・キャッシュ用のメモリ獲得に失敗しました。
 ・登録されているインタフェースリポジトリが異なります。
 新規にデータベースを構築した場合は、登録済みのインタフェースリポジトリを削除後、再登録してください。

 注)メッセージの下線部は選択したデータベース名となります。
 注) InterfaceRepository_Errのメッセージは2回表示される場合があります。
WARNING: Database destroyed
[異常時]
 トランザクション処理中に、システムダウンなどが発生しデータベースが破壊されました。バックアップしてあるCORBAサービスの資源ファイル、およびデータベースを復元してください。

 以下に、環境設定ミス等で発生するシステム例外とその対処方法を示します。

IDL:CORBA/StExcep/NO_IMPLEMENT:1.0
原因
 データベースが存在しないかまたは、データベースの復元が行われていない可能性があります。
対処
 データベースを作成または復元してください。
IDL:CORBA/StExcep/NO_RESOURCES:1.0
原因
 インタフェースリポジトリキャッシュサーバが二重起動されました。
対処
 CORBAサービスを停止後、インタフェースリポジトリキャッシュサーバが停止していることを確認し、CORBAサービス、およびインタフェースリポジトリを再起動してください。
IDL:CORBA/StExcep/UNKNOWN:1.0
原因
 CORBAサービスが起動されていません。
対処
 CORBAサービスを起動します。
IDL:CORBA/StExcep/COMM_FAILURE:1.0
原因
 以下の原因が考えられます。
a) CORBAサービスの動作環境ファイル(config)のperiod_receive_timeoutの設定値内にインタフェースリポジトリの処理が完了しません
b) LANの異常が発生しました。
対処
a) CORBAサービスの動作環境ファイル(config)のperiod_receive_timeoutの設定値を大きくします。
b) LANの環境をチェックし問題があれば修復します。

使用例

 InterfaceRep_Cache_s &


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