Interstage Application Server リファレンスマニュアル（コマンド編）

A.10 ejbsetssleb

名前

　ejbsetssleb　−　SSLを使用した暗号化通信の設定

形式

　ejbsetssleb [-M システム名] [-p ポート番号] [-s EJBコンテナ名 | EJBアプリケーション名]

機能説明

　SSLを使用した暗号化通信を設定します。

　以下にejbsetsslebコマンドの引数を説明します。

-M システム名

　拡張システムに対する操作を行う場合は、システム名にiscreatesysコマンドで指定したシステム名を指定します。省略した場合は、デフォルトのシステム名が使用されます。

-s EJBコンテナ名

　SSL通信するEJBコンテナを指定します。

-p ポート番号

　ejbinstallebの-d、-h、-p オプションを指定してインストールしたEJBアプリケーションに対して、SSL通信設定する場合に指定します。ポート番号はCORBAサービスのconfig(UNO_IIOP_ssl_port)の値を指定してください。

EJBアプリケーション名

　SSLを使用した暗号化通信を設定するEJBアプリケーション名を指定します。

注意事項

• EJBアプリケーション名が“-”で始まる場合は、EJBアプリケーション名の指定の前の引数として、“--”を指定してください。
• 指定可能なEJBアプリケーションは、ejbdstartebコマンドに指定できるEJBアプリケーションのみです。
• 本コマンドは、アプリケーション格納フォルダ作成中は使用しないでください。
• 本コマンドは、当該EJBアプリケーション運用中は使用しないでください。
• 本コマンドは、当該EJBアプリケーションのインストール/アンインストールおよび当該EJBアプリケーション定義カスタマイズ中は使用しないでください。
• 本コマンドは、当該EJBアプリケーションのSSLを使用した暗号化通信の設定および解除中は使用しないでください。
• SSL通信設定後、CORBAサービスのconfig(UNO_IIOP_ssl_port)の値を変更した場合は、EJBアプリケーションの再インストールを行ってください。

使用例

　“EMPLOYEE"というEJBコンテナをSSL通信する場合の例を以下に記述します。

ejbsetssleb -s EMPLOYEE