Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
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付録A 旧バージョン互換コマンド

A.3 ejbdstarteb

名前

 ejbdstarteb − EJBアプリケーションの起動

形式

 ejbdstarteb [-g] [-M システム名] [-s EJBコンテナ名 | EJBアプリケーション名]

機能説明

 EJBアプリケーションの起動を行います。
 以下にejbdstartebコマンドの引数を説明します。

-g

 V5.0L10以前のApworksが提供するデバッガを利用して、EJBアプリケーションのデバッグを行う場合に指定します。

-M システム名

 拡張システムに対する操作を行う場合は、システム名にiscreatesysコマンドで指定したシステム名を指定します。省略した場合は、デフォルトのシステム名が使用されます。

-s EJBコンテナ名

 起動するEJBコンテナを指定します。

EJBアプリケーション名

 起動するEJBアプリケーション名を指定します。

注意事項

FJEJB_JVM_MX環境変数

 FJEJB_JVM_MXは、EJBアプリケーションが使用するJavaVMのメモリ量を変更する場合に、EJBアプリケーション起動時に設定する環境変数です。
 本環境変数には、16〜2047(単位はMバイト)の任意の数字(整数値)を設定してください。
 なお、本環境変数を省略した場合は、JDK/JREのデフォルト値を使用します。
 本環境変数に、16未満または2048以上の値が指定された場合には、エラーとなります。
 本環境変数に、数字以外が指定された場合も、エラーとなります。

 また、本環境変数を、JDK/JRE1.3または1.4系環境で使用する場合は、事前にJavaコマンドで、値が指定可能な範囲にあるか確認してください。確認方法は、以下のとおりです。

  java -Xmx****m -version(****:FJEJB_JVM_MX環境変数に指定する値)
  実行時に、バージョン情報が表示される場合は、指定できる値です。

 以下に、FJEJB_JVM_MXの設定例を示します。

SET FJEJB_JVM_MX=16

(1) ボーンシェルを使用している場合

FJEJB_JVM_MX=16
export FJEJB_JVM_MX

(2)Cシェルを使用している場合

setenv FJEJB_JVM_MX 16

FJEJB_JVM_OP環境変数

 FJEJB_JVM_OPは、EJBアプリケーションが使用するJavaVMのオプションを変更する場合に、EJBアプリケーション起動時に設定する環境変数です。

 本環境変数には、1024バイト以内の任意の文字列を設定してください。

 本環境変数に、1024バイトを超える文字列が指定された場合には、エラーとなります。

設定するJavaVMのオプションについては、JDKのバージョンやオプションの内容を確認してから設定してください。

 また、JDK1.3または1.4系環境でデバッグ起動する場合は、本環境変数に以下のオプションを指定しないでください。

 以下に、FJEJB_JVM_OPの設定例を示します。

SET FJEJB_JVM_OP=-Xms1m

(1) ボーンシェルを使用している場合

FJEJB_JVM_OP=-Xms1m
export FJEJB_JVM_OP

(2)Cシェルを使用している場合

setenv FJEJB_JVM_OP -Xms1m

使用例

 “EMPLOYEE"というEJBコンテナを起動する場合の例を以下に記述します。

ejbdstarteb -s EMPLOYEE


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